帰ってきた戯言日記

ぇーっと戯言

The whole new world(PSO)

2021年03月08日 | 戯言
ゲームシステムの話

実は10年前のPSO10周年にPSOの事を端的に知人に説明した事があった

以下がその文面
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20世紀最後の月に突然舞い降りた奇跡のような製品
それがファンタシースターオンライン。

冒険心を掻き立てる世界観、シンプル且つ奥深いシステムのRPGで
当然ゲーム内容も素晴らしいのだが、それ以上に革新的だったのは
ナローバンド時代に動きのある情報を互いに共有できるツールであった事。

当時のネット環境といえば、常時接続がやっと始まりだした頃、それもISDNのような
低速回線での常時接続であり今のような高速なデーターのやり取りは当然無理。

そんな時代にSEGAが私たちに提供してくれたラグオルという公園を介して
世界中の人と定型文ながら翻訳文章でコミュニケーションが取れて
さらにシンボルチャットといわれる簡単な絵文字でのチャットがあり
ロビーやフィールドでリアルタイムでビジュアル共有が出来た

これはもう正直ゲームというより「遊び場」なんよね

もうゲームソフトで衝撃を受けるような感動なんて無いと思っていたが
PSOは見事にそれを覆してくれた。


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この文面に補足をすることだが
実は初代ドリームキャスト版は海外の人とサーバーで遊ぶことが出来た

今でこそ当たり前のことかもしれないが20年前なんて
電話で海外通話をすれば物凄い金額が請求された時代に、だ

Apexlegendsでボイスチャット無しでも普通に海外の人とピンを立てて遊べる
このお手軽さはPSOが持っていた感じとよく似ていると私は感じる
それは会話なんて無くても言語の壁を打破するシステムがゲーム側にあるからだ

ただPSOは当時ユーザー側の成熟度の低さとライトユーザーが増えた事と
海外ユーザーとの遊び方の温度差とチート行為によって
悲しいことに日本ユーザー側が「鎖国」を望んでしまった

なので次作や他機種版が増えるごとに私の目線的にはどんどん「改悪」されていく事になる

例えば「ロストシステム」

初代PSOは冒険中に死亡すると装備してるアイテム&ゲーム通貨を落とすシステムになっていた
元はディアブロに合ったシステムをそのまま真似たものだがこれもライトユーザーからものすごい不評を受ける
折角苦労して集めたアイテムを無くすリスクに耐えられないという意見からだろう

この話をきいて最近のゲームに詳しい方なら思いつくだろう

そうEscape from Tarkov(タルコフ)だ
このゲーム一見するとただのバトロワ系のFPSみたいに見えるが実は全然違う

対戦系ハックアンドスラッシュオンラインゲームとでも言えばいいのか
アイテム収集をしてさらに他人からアイテムを「奪う」そして死ぬと「アイテムを失う」というゲームだ

今流行しているこのゲームのシステムはまさに初代PSOそのものなんだよね

このリスクがあるから面白いという部分をどんどん無くしてしまった
PvPが無いPSOでも他人に騙される事もあっただろう
それも含めての「ゲーム」だったのに時代はまだ追いついていなかった

早すぎた作品
それがDC版ファンタシースターオンライン


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The whole new world(PSO)
コメント
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