物欲大王

忘れないために。

東野圭吾「幻夜」

2010年03月20日 08時24分03秒 | 読書、書評
 実に読み応えがある1冊。文庫版で約800ページ。
阪神大震災のドサクサの中、男は叔父を殺害する。
が、女に一部始終を目撃される。
二人はやがて東京へ。
男は女の指図の元、様々な悪事に手を染めてゆく。
と、こんなストーリーで、白夜行の続偏だそうだ。
つか、白夜行のストーリーをド忘れしてしまった。
また読もうかな?面白かった記憶だけはある。

さて、本書。
女の視点は一切描かれていないので、この女何を考えているのかがわからねぇ。
「何が目的?」「おまえは一体だれだ?」と訝りながらも、女に惹かれていく男。
いや、主人公の雅也だけではない。読者もそうであろう。少なくとも俺はそうだった。
評価5★★★★★(5段階)

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