幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

初めての不安   何でも最初は初めて

2013-11-05 12:05:14 | ブログ

60歳で定年扱いで退職しました。退職した理由は幾つかありますが、一つはこれまで学んだことを社会にお返ししたい気持ちでした。ただ、気持ちはあっても社会が求めていないと肩すかしですが。

社会にお返しは二つあります。

一つ目はこれまで仕事で学んだことや体験したことを、多くの関係する企業に役立てることができたらと思います。

二つ目はこれまで、様々なボランティア(目の見えない方に朗読、留学生に日本語教える、入院児と遊ぶ、老健施設慰問、電話相談など)をやり、20数年経過しました。時間を使って社会にお返ししたい気持ちを、退職したことで時間の自由度を高くしてもう一歩踏み込んでできないかと思います。

一つ目については、これまで仕事で得た知識をホーム・ページ(HP)に掲載し、関係者に情報提供すること、それと私が何かお役に立つことがあればその会社に何かアドバイスができればと思っています。

今回ある会社さんから、顧問でお話をいただきました。そして、その会社との契約に伺い、皆さんに挨拶させていただきました。机とPCを貸していただき、その会社の仕組みを確認しました。

これまで勤めていた会社とは違うメールシステム、いろいろな点が違います。わからないところからのスタートです。もちろん、顧問契約も初めてです。

初めてはできれば避けたい気持ちがあります。何故なら、初めては新人です。知らないことばかりです。これまでいた会社ではわかっていましたが、ここでは知らないことだらけです。前の会社では部長でしたので会社名と肩書が私を見ておられた姿だったと思います。今はその会社の権威も肩書もありません。あるのは私だけです。新人で何もわからない私がいるだけです。

前の会社でお世話になった先生が、自分の得意分野を棄てることができるかということを話されていました。つまり、得意分野だけだと広がって行かないということ、新しいことを取り組む機会を失うということでした。

小林正観著「この世の悩みがゼロになる」に”執着心を棄てる”の記述の中に面白い話がありました。
 

 
(チンパンジーやオラウンターを生け捕りにする方法)
 
土を固めて小山を造り、そこに手がはいる小さな穴を造る。穴の先に好物のバナナを入れておく。
 
それを見つけたチンパンジーは中に手を入れてそれを掴む。
 
しかし、掴んだら引っ張り出せないような大きさの穴。
 
手を離せばすぐに手を出せるのに、チンパンジーはキーキーとわめいている。 そこを捕獲する。
 

 
執着がなくなった人を「ほどけた人」と言い、ほとけの語源だそうです。
 
つかんでいる手を離す。いろんな悩みは手を離さないから悩みがあるのかもしれないと思いました。将来の不安は将来も安心していたいとの執着があるからです。その執着を手放せないから不安を掴みます。将来何とかなるとの気持ちでいられるかどうか。もちろん、将来のために今できることをする。
 
私たちはチンパンジーと途中まで同じ進化を経たので、50歩100歩なんだなと。笑

今回、30数年間、掴んでいたものを放しました。新しいものを掴むために。もちろん不安がないかと言えば嘘になります。収入も途絶えます。離して掴むものがあると信じて一歩踏み出しました。「信じる者こそ救われる」との言葉が聖書にあります。自信とは、自ら信じると書きます。

そのためには、初めてを恐れずにありのままの自分で一歩、一歩進んで行きたいと思っています。