レース鳩日記 勝利の翼

1933年 
ポーのレースで
デュレイ鳩舎の鳩の帰還を見守る愛鳩家達

昇竜号

2021-08-20 21:19:10 | 日記
残暑厳しく
数日前の涼しさが恋しい今日この頃です

今朝の舎外では灰が片脚打撲
それに尾羽を全部抜かれた灰刺
未帰還があるかは不明?

舎外で一喜一憂しても仕方ありません
どっちみち訓練やレースで落ちます


古本を読んでたら面白い記事
東京地区で初めて1000kを記録した昇竜号の話です



昇竜号は東京西部 吉沢 昇吉作翔
1956年政和1000k4日目記録
翌年羽幌1000k9日目帰還
当時としては例をみない1000k2回翔破の大記録

面白いと言うか興味あるのは雄親「南部16号」の話
この鳩は血統を見るとガチガチの近親で作出させてる
兄弟交配した♀にその両親の兄弟を交配してます

布施鳩舎で5~6kの放鳩訓練をしたところ
十数羽の中で16号だけが帰らなかった
それから1週間ぐらいして脚環を切られ
日本環の切環をはめられた帰って来た

もし脚環が切られなければ布施鳩舎はレースに出して
おそらく16号を落としてしまったであろう
当時の布施鳩舎は種鳩に不自由してなかったので
脚環のない鳩をいささか持て余していました

ちょうどその頃 吉沢氏が布施鳩舎へ遊びに来て
この鳩で良かったらと16号は吉沢氏貰われていった
もしこの事がなければ昇竜号も吉沢39号も生まれなかった
と言う話です

この南部16号はガチガチの近親鳩なので
レースに使うのにはちょっと厳しい?
それでも100kくらいまでは帰れるでしょう?

よく種鳩と選手鳩は違うと言われますが
鳩は分かりません!