江戸の粋 小物細工、指物師の技法を受継ぐ細工物の小粋な世界をご覧下さい。

江戸には沢山の職人が技を競っていました。その人達が技を磨くため、細工の極致を極めたのが小物細工です。

自分の作品に会いに行ってきました

2015年02月25日 | 江戸小物細工 Selections

昨日の午後、越谷市保存民家「旧中村家住宅」に行ってきました

私がこの「中村家」の模型を一年がかりで作って

越谷市に差し上げてから五カ月ぶりに行って

作品に会ってきました

 

何だか小さな我が子に久しぶりに会ったような感じで

「いい子いい子」ってナデナデしてあげたいような

不思議な感覚でした

 

植木をいろいろ作った時は

この枝垂れ桜を付けたいと思っていたのですが

実際の中村家には桜はなくて

全体的に地味な雰囲気のお屋敷なので

華やかな枝垂れ桜を付けたら

実際の感じと雰囲気が違いすぎて不味いのかな

と思って白モクレンを付けてお渡ししました

 

季節的に今なら桜を付けたら全体がパッと明るく華やかになって

見学に来られる方達にも楽しんでいただけるのでは

と 思って市役所の方にお伺いを立てましたら

「どうぞお願いします」との事でしたので植え替えてきました

 

前日には越谷市の姉妹都市になっている

キャンベルタウン(オーストラリア)からのお客様達が見えて

「ワンダフル」と言って下さったとか

見学の小学生たちが大喜びして見ているとか

係りの方が言って下さって私も良かった~と思いました

 

式台つきの玄関を上がった部屋には

おひなさまも飾られて

 

もうすぐは~るですねぇ~ 

 

床の間には立派な「親王飾り」も飾られて

普段はちょっと地味な雰囲気の「中村家住宅」も

華やかな雰囲気になっていました

 

早く暖かくなって沢山の見学の方たちが訪れて

私の作った模型 も見て楽しんでいただけたら

うれしいな~と思いながら帰ってきました