Those Were The Days of My Life

I will send you to The Path of Nevermore...
2度と戻れない過去への招待状

JANE BIRKIN 2000

2006-06-30 20:10:05 | Live 2000-2004
2000年9月10日、Bunkamura オーチャードホール。

'99年にTBSで放送されたドラマ「美しい人」の主題歌として使われた「 L'aquoibonste(無造作紳士)」がヒットし、8年ぶりの来日公演を果たしました。

来日公演は9月4日~12日まで、仙台、札幌、東京、名古屋、大阪の全国5都市で行われました。
東京公演を完全収録した2枚組CDがリリースされています。

Jane Birkin / Jane en concert au Japon UICM-9001/2

☆セットリスト☆
01. フォード・ムスタング
02. バビロンの妖精
03. ディ・ドゥ・ダー
04. 無造作紳士
05. シック
06. ベイビー・ルゥ
07. ささいなこと
08. 想い出のロックン・ローラー
09. その名はノーマ・ジーン・ベイカー
10. コーヒー・カラー(クーラー・カフェ)
11. 手ぎれ
12. それでも
13. インパーフェクト
14. さよならは早すぎる
15. ジェーンB.~私という女
16. 軽く
17. ジョニー・ジェーンのバラード
18. 哀しみの影
19. ニコチン
ミュージシャン紹介
20. コワ
21. いつわりの愛
22. さよならが言えない
23. そんなもの
24. プレイ・ナイフ
~アンコール~
25. ラ・ジャヴァネーズ
26. 虹の彼方
27. ぬかるみ


タンクトップ(もちろんノーブラ^^;)にカーゴパンツという、いかにもジェーンらしいいでたちで登場。
孫もいる「おばあちゃん」なのに、まるで少女のようにはにかんだり笑ったり...
下手ウマが特徴の彼女の歌ですが、なんか昔より巧くなったような...
歌声は以前のウィスパリング・ロリータ・ヴォイスと比べるとやや歳とった(しゃがれた)かな?という印象を受けましたが、それさえも魅力にしてしまうジェーン・バーキンという女性の素敵な人柄がひしひしと伝わってくる素晴らしいコンサートでした。
MCや挨拶では一生懸命日本語を使ってくれて、「C'est comme ca(そんなもの)」の曲紹介の時に日本語でこんなことを言っていました。
「昨日お寺へ行きました。そこのお墓に煙草とお酒が置いてありました。私はセルジュを思いました。パリのお墓にもいつも煙草とお酒が置かれているからです。この歌はセルジュに捧げられました。」

そう、ジェーン・バーキンといえばセルジュ・ゲンズブール。
セルジュとデュエットした「Je t'aime moi non plus(ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ)」は、ダリダ&アラン・ドロンの「あまい囁き」を遥かに超えて、天国までイってしまった曲...なんちって

ジェーン・バーキンは女優としての方が有名かもしれませんね。
私は「ラ・ピラート」という映画がとても強く印象に残っています。

アンコールで、差し出される花束を本当に嬉しそうにひとつひとつ大切に受け取る姿に、彼女の魅力の根本を見たような気がしました。
一瞬一瞬を大切に生きなければ彼女のような魅力的な女性にはなれないのでしょうね...と反省したりして...