Those Were The Days of My Life

I will send you to The Path of Nevermore...
2度と戻れない過去への招待状

DIANA

2013-08-20 20:48:10 | Movie

故ダイアナ元妃の最後の2年間を描いた映画が間もなく公開されるというタイミングで

ダイアナ元妃の事故死にSAS(英特殊部隊)が関与していたという情報が出てきたようですね。

 

ダイアナ元妃が亡くなった時、私はロンドンに語学留学中でした。

ランドレディ(ステイ先のおばさん)は、ダイアナは殺された、と思っていたようでした。

そして、その許可を出せるのはエリザベス女王だけだ、と言っていました。

 

もし、ダイアナ元妃の事故死が仕組まれたもので、SASが関与していて、その許可を出したのがエリザベス女王だとしたら。。。

英国民はエリザベス女王を許すでしょうか?

女王の座から引き摺り下ろすのでしょうか?

その時、チャールズ王太子は王座を継ぐことができるでしょうか?

当時まだ子どもだったウィリアム王子の関与はあり得ないでしょうから、

チャールズ王太子をとばしてウィリアム王子が王座に着くことに?

 

なるほど。。。こうやって『神が選んだ人間』を交代させるのか。。。

なーんて想像してしまいましたが、たとえ今回のリークが事実だったとしても、きっと隠蔽されてしまうんでしょうね。

 

映画『THE QUEEN』はなかなか面白かったし、今回のニュースでダイアナ元妃の映画も楽しみになってきました。


ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男

2006-08-08 13:13:52 | Movie
公開2日目の8月6日(日)、レイトショー(21:30~)で観たのですが...120席の場内に20人程度の客入りでした

私は特にローリング・ストーンズのファンというわけでもなく、ベスト盤しか持っていないのですが、ブライアン・ジョーンズのことは「ストーンズのオリジナルメンバーで、ストーンズを脱退した直後に自宅のプールで謎の死を遂げた人」という程度には知っていました。

ネタバレにならない程度に感想をば。

60年代ファッションや「セックス・ドラッグ・ロックンロール」の雰囲気満載の魅力的な作品に仕上がっていると思います。
ただ、過去と現在(1969年)を行ったりきたりする構成になっているので、予備知識がない私はちょっと混乱してしまいました。
映画を観る前にパンフレット(特にHISTORYの欄)を読んでおけばよかったな、と。

60年代を象徴するような生き方をしたブライアン・ジョーンズが住んだ最後の家が、くまのプーさんの作者A.A.ミルンがかつて所有していた田舎のお屋敷というのも、いかにも英国っぽくて私の好みでした

最も印象に残ったのは、彼の死の真相(?)ではなく、ラストシーンの台詞でした。
「幸せは退屈」


余談ですが、ブライアン・ジョーンズという名前を聞くと私の頭の中でジェーン・バーキンの「Ex-fan des sixties」という曲が流れ出します。
ブライアン・ジョーンズ、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン...皆同じ27歳で亡くなったのは偶然なのでしょうか...?



JANIS

2006-03-31 23:51:33 | Movie
1990年3月、「JANIS」というドキュメンタリー映画が日本で初公開されたので観に行きました。
この半券には何も記載されていないし、正確には覚えていませんが、多分シネセゾンかシネマライズかパルコ劇場あたりで期間限定上映だったと思います。
製作は1974年で、1967年~1970年のインタビュー映像とライヴ映像(スタジオ、TV出演等含む)で構成されています。
このドキュメンタリーはその後も何度か上映され、WOWOWでも放送されたのですが、未DVD化のようです。
もったいない。
私はWOWOWで放送されたものを録画してあります

収録曲は以下のラインナップ!

Ball & Chain (サンフランシスコ1967年 スタジオライヴ)
Ball & Chain (モントレー・ポップ・フェスティバル 1967年)
Tell Mama (カナダ、カルガリー 1970年)
Kozmic Blues (カナダ、トロント 1970年)
Cry Baby (ロンドン 1969年)
Try
Move Over (TVスタジオでのライヴ)
Comin' Home
Summertime (レコーディング風景)
Summertime (ドイツ、フランクフルト 1969年)
The Good Days (ウッドストック・フェスティバル 1969年)
I Can't Turn You Loose
Me
Maybe
Ball&Chain
Piece Of My Heart
Me And Bobby McGee

「Summertime」のレコーディング中、演奏のことでちょっと揉めて、歌無しでやってみようかという話になった時、ジャニスはこう言いました。

「歌なしでやっても意味ないわ。
例えばクリームでブルースが歌っている時にリズム・ギターを聞くかしら。
前面に出てくるボーカルを聞くのよ。
「心のかけら」なら歌を聞くわ。
演奏は失敗しない限り問題じゃないわ。」

こう言った後彼女は「私は邪魔みたい」とスタジオを出て行こうとして、「行くなよ」と止められ、振り返っておどけてみせます。

一体他の誰がこんな事を言えるでしょう?
圧倒的な存在感の歌を歌えるジャニスだからこその発言だと。

ジャニス・ジョプリンの映像はDVD「WOODSTOCK」や「FESTIVAL EXPRESS」でも見る事ができますが、この「JANIS」では歌だけでなく彼女の内面まで垣間見ることができます。
恐らくは映画「ROSE」に描かれたよりもっと自由奔放で愛に飢えた、(内面的に)孤独な生活を送っていたであろう事、そしてその飢えをさらけ出すかのようにシャウトするジャニス...27歳の若さで死んだ彼女の「生き急ぎ様」の一端に触れることのできる貴重なドキュメンタリーです。

ジャニスの歌は何時聴いても本当に圧倒されますね~。
もし、亡くなったアーティストを誰か1人だけ蘇らせてライヴを見せてもらえるなら、私は迷うことなくジャニスを希望します。



ナルニア国物語

2006-03-20 13:57:49 | Movie
映画「ナルニア国物語-第一章-ライオンと魔女」を観ました。
ネタバレにならない程度に感想を...とも思ったのですが、あちこちでレヴューがアップされているので、私はこの物語にまつわる思い出話をば...。

私が「ナルニア国物語」に初めて出会ったのは小学校1年の頃、英語教室の先生の自宅の本棚でした。
クラス開始時間前に教室(先生の自宅)に着いた子供たちは、クラスが始まるまで別室で本を読みながら待つように言われていたのです。
本棚には色々な児童図書がありましたが、その中でも特にこの「ライオンと魔女」、そしてもう一冊「魔術師のおい」というタイトルに心惹かれて手にとったことをよく覚えています。
多分「魔女」とか「魔法使い」といったものに興味があったのではないか、と(笑)。
当時このナルニア国シリーズの中で読んだのは上記の2冊だけだったと記憶していますが、本読みたさに早めに教室に行ったものでした。

ナルニア国シリーズ全7巻を読んだのは社会人になってからでした。

クイーン・ファンならご存知だと思いますが、ブライアン・メイが好きな作家としてこのCSルイスを挙げていたので...読もう読もうと思いつつも後回しになっていたのでした
高校時代に「指輪物語」を読み、その後リチャード・アダムスの「ウォーターシップダウンのうさぎたち」やピアズ・アンソニーの「魔法の国ザンス」シリーズを愛読していた私にとってこの岩波少年文庫は正直読みづらく、子供向けに書かれた本は小学生の頃にちゃんと全部読んでおくべきだったと痛感しました。
もちろん内容は英国ファンタジーの香りプンプンのとても面白いものなのですが、いかんせんひらがなが多すぎて...

クイーン・ファンの私が最初に読んだ「メンバーの愛読書」はヘッセの「ガラス玉演戯」でした。
ブライアン・メイが愛読書として挙げていたからです。
小学校だったか学習塾だったかでヘッセの小作品を授業で読んだことはありましたが...中学生がいきなり「ガラス玉演戯」を読んだのは無謀でした(苦笑)。
理解できないながらもその中に見える厳しさと優しさに強く惹かれ、出版されているものを片っ端から読み漁り、「荒野の狼」を読む頃にはヘッセを「心の師」と仰ぐまでになりました。
ヘッセの小説の中には私には難解なものもあります。
ロンドンの英語学校に留学中、ユーゴから留学中の大学生マルコとヘッセの話で意気投合したのですが、彼も「ガラス玉演戯」や「シッダールタ」は難しいと言っていました。
私が「5ページ読み進んで、わからなくなって2ページ位戻って読み直す、を繰り返した」と話すと、「どこの国の人でも同じなんだねー(笑)僕もまさにそうやって読んだよ」と言われて「よかった!私だけじゃなかったんだ!」とヘンな安心感を抱いてしまったこともありました(笑)。
今でも私がいちばん好きな小説家・詩人はヘッセで、愛読書はヘッセの「荒野の狼」です。
ヘッセに出会えたことでもブライアンに感謝しています。

ロジャーの愛読書「路上byジャック・ケルアック」も読みましたが、これはあまりピンときませんでした。
他にも、誰のオススメだったかは忘れましたが「彼方byJKユイマンス」やら「うたかたの日々byボリス・ヴィアン」「魔術師byジョン・ファウルズ」「猫のゆりかごbyカート・ヴォネガット」等々、たとえ本来の自分の趣味とは違うものでもとりあえず読んでみました。
一時期はアレイスター・クロウリーに興味を持って国書刊行会発行の「世界魔法大全」などというモノまで買ってしまいました...が、これは読まずに古本屋行き(爆)。
これらは皆、聴いていた音楽の影響です。
そういえば「指輪物語」も、ツェッペリンの「Stairway To Heaven」がらみで読み始めて嵌っちゃって、アニメ映画も観たし、北欧のキーボード奏者BO HANSSONのアルバム「LORD OF THE RINGS」を探しに新宿レコードまで行ったりしましたっけ...。
音楽を音楽として受け取るだけでなく、こうして世界が広がっていったことは、自分にとってとてもプラスになっていたと思います。

ナルニアから話がかなりそれてしまいましたが...
映画はさすがディズニー、(良くも悪くも)毒気が全くと言っていいほどありませんでした。
映画を観る時、自分も参加している気分になるものと、全く傍観してしまうものがありますが、私は登場人物の教授が子供の話を聞いているのと同じ気分でこの映画を楽しみました。
この物語自体がそういう設定で書かれたであろうことは別として...受け取り手が子供なら自分が主人公になった気分で楽しめるのかな、と。
やはりこういうお話はちゃんと子供の頃に接しておいた方がいいと思うので、お子様にはオススメです。



TOMMY

2005-11-17 00:35:26 | Movie
1976年4月、公開最初の日曜日に映画「TOMMY」を観に行った。
エルトン・ジョンの大ファンだったクラスメイトに誘われ、当時私はまだザ・フーのことはあまり知らなかったが、クラプトンも出演しているというのでそれを目当てに観に行った。

エルトンやクラプトンはともかく、ロジャー・ダルトリーとティナ・ターナーに魅せられた。
今は亡きキース・ムーンの奇演ぶりもあまりにハマりすぎていて怖かった(笑)。
See Me Feel Me ~ Listening To You のラストシーンが特に気に入った。

「TOMMY」はその後何度か名画座のようなところで観ているのだが、確か「ウッドストック」と2本立てで上映されることが多かったように記憶している。
「レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ」もそうだった。
1日に何度も観たいのに、間に入る「ウッドストック」は4時間近い上映時間...とても迷惑に感じたものだ(苦笑)。

今は「TOMMY」も「レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ」も「ウッドストック」もDVDで持っている。
便利な世の中になったものだ。

来年3月、ブロードウェイミュージカル「TOMMY」が来日する。
観に行くかどうするか悩んで、結局まだチケットは買っていない。
私の中ではTOMMY=ロジャー・ダルトリーなので...。

このチケットは裏に「武蔵野館」というスタンプが押してあるので、ロードショー公開時のものではないと思う。
映画パンフレットは実家に置きっ放しにしていたのだが、リフォーム時に処分されてしまったらしい。
ツェッペリンの方は半券も見あたらない。
あぁ...音楽関係の映画パンフだけでも持ってきておけばよかった...