今日、7月26日はQueenのRoger Taylorの62歳の誕生日です。
Happy Birthday, Roger!
先日、ロジャーの『Dear Mr. Murdoch』という曲がiTunesで再リリースされました。
Mr. Murdochとは、言わずと知れたメディア王ルパート・マードック氏のことです。
電話盗聴スキャンダルにより、7月10日付で廃刊になった英国のタブロイド紙『News of the World』。
Queenの6枚目のアルバムのタイトル『NEWS OF THE WORLD(邦題:世界に捧ぐ)』は
このタブロイド紙を皮肉って付けられたとのこと。
ノンポリと言われていたQueenですが、ロジャー個人はノンポリではなく、
ソロアルバムには世情を皮肉った曲やメッセージ色が濃い曲などがちりばめられています。
1994年にリリースしたアルバム『HAPPINESS?』からシングルカットされた『Nazis 1994』は
英国で放送禁止になったうえに、ネオナチ等の反発を恐れた多くのレコードショップに
商品の取り扱いを拒否されたりもしました。
で、今回再リリースされた『Dear Mr. Murdoch』ですが、
この曲は1994年リリースのアルバム『HAPPINESS?』に収録されています。
が、日本でリリースされた同アルバムには『Dear Mr. Murdoch』は収録されず、
『Final Destination』という曲に差し替えられています。
どうやら当時の日本のレコード会社(東芝EMI)による判断ではないかと。。。
英国では過去に2度、シングルにも収録されているんですけどねぇ。。。
最初は1994年、アルバム『HAPPINESS?』からのマキシシングル『HAPPINESS』に収録され、
2度目は1998年、同年リリースのアルバム『ELECTRIC FIRE』からシングルカットされた
『PRESSURE ON』のスペシャルエディション盤に収録されています。
この『THE INDEPENDENT MAN UTD. SUPPORTERS ASSOC. EDITION』盤は、
マードック氏によるマンチェスターユナイテッド(英プレミアリーグ)買収を阻止するためにリリースされたものです。
ロジャーの息子ルーファスが大のマンUサポーターということもあり、
ロジャーはIMUSAに£10,000を寄付したそうです。
これが功を奏したのか(?)、マンUはマードック氏に買収されずに済みました^^
そんなこんなで、何かと因縁めいたロジャーとマードック氏ですから(苦笑)、
『Dear Mr. Murdoch』の歌詞は当然、かなりストレートなマードック批判になっています。
ロジャーのソロとしては、2009年11月の『THE UNBLINKING EYE (EVERYTHING IS BROKEN)』以来のリリースですが、
『THE UNBLINKING EYE』も英国の政策を批判する内容になっています。
クイーンとはひと味違ったロジャーの曲。。。
私はこういうロジャも大好きです♪