Those Were The Days of My Life

I will send you to The Path of Nevermore...
2度と戻れない過去への招待状

Dear Mr. Murdoch

2011-07-26 11:58:21 | Queen

今日、7月26日はQueenのRoger Taylorの62歳の誕生日です。

Happy Birthday, Roger!

 

先日、ロジャーの『Dear Mr. Murdoch』という曲がiTunesで再リリースされました。

Mr. Murdochとは、言わずと知れたメディア王ルパート・マードック氏のことです。

電話盗聴スキャンダルにより、7月10日付で廃刊になった英国のタブロイド紙『News of the World』。

Queenの6枚目のアルバムのタイトル『NEWS OF THE WORLD(邦題:世界に捧ぐ)』は

このタブロイド紙を皮肉って付けられたとのこと。

 

ノンポリと言われていたQueenですが、ロジャー個人はノンポリではなく、

ソロアルバムには世情を皮肉った曲やメッセージ色が濃い曲などがちりばめられています。

1994年にリリースしたアルバム『HAPPINESS?』からシングルカットされた『Nazis 1994』は

英国で放送禁止になったうえに、ネオナチ等の反発を恐れた多くのレコードショップに

商品の取り扱いを拒否されたりもしました。

 

で、今回再リリースされた『Dear Mr. Murdoch』ですが、

この曲は1994年リリースのアルバム『HAPPINESS?』に収録されています。

が、日本でリリースされた同アルバムには『Dear Mr. Murdoch』は収録されず、

『Final Destination』という曲に差し替えられています。

どうやら当時の日本のレコード会社(東芝EMI)による判断ではないかと。。。

英国では過去に2度、シングルにも収録されているんですけどねぇ。。。

最初は1994年、アルバム『HAPPINESS?』からのマキシシングル『HAPPINESS』に収録され、

2度目は1998年、同年リリースのアルバム『ELECTRIC FIRE』からシングルカットされた

『PRESSURE ON』のスペシャルエディション盤に収録されています。

 

この『THE INDEPENDENT MAN UTD. SUPPORTERS ASSOC. EDITION』盤は、

マードック氏によるマンチェスターユナイテッド(英プレミアリーグ)買収を阻止するためにリリースされたものです。

ロジャーの息子ルーファスが大のマンUサポーターということもあり、

ロジャーはIMUSAに£10,000を寄付したそうです。

これが功を奏したのか(?)、マンUはマードック氏に買収されずに済みました^^

 

そんなこんなで、何かと因縁めいたロジャーとマードック氏ですから(苦笑)、

『Dear Mr. Murdoch』の歌詞は当然、かなりストレートなマードック批判になっています。

  

ロジャーのソロとしては、2009年11月の『THE UNBLINKING EYE (EVERYTHING IS BROKEN)』以来のリリースですが、

『THE UNBLINKING EYE』も英国の政策を批判する内容になっています。

クイーンとはひと味違ったロジャーの曲。。。

私はこういうロジャも大好きです♪