旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

既存の枠組みへの信仰

2009年01月19日 | 旅行一般
もう1週間前の話になってしまいましたが成人式の日の出来事。もちろん私自身には成人式は関係ありませんし、成人式に関係のある親族もいませんから、どちらかというと年末年始の休みから突如始まった仕事で少し息切れしていてるところに現れる素敵な休み時間として活用させていただいていたわけです。

家のことをいろいろ片付けて、一瞬テレビを見ていました。ずっと見ていたわけではないので全ての内容は良くわかりませんが、アフガニスタンやアメリカの若者達(多分20歳前後の人々なのでしょう)がテレビ会談的に各々の立場を述べたり、意見を述べるのを日本の若者達が見た後で、”さて、日本がこれからできるアフガニスタンへの自衛隊派遣について賛成か反対か”などのテーマで意見を述べるわけです。

あまりしっかり見ていたわけではない私の頭に入り込んできた”意見”は、

”日本はアメリカと同盟関係にあるのだから、アメリカの対テロ戦争への協力を踏まえて
云々”という話です。以前も同じようなことを書いたことがあるのですが、こういう意見を”若い人”が述べるたびにがっかりさせられます。

大体、日米の同盟関係というのは”年寄り”達が組み立てた枠組みに過ぎないわけで、アフガニスタンへの自衛隊派遣について考えるという時点で、日米の同盟関係のあり方そのものを見直すということが”当然”含まれていると思うのです。従来の枠組みに沿ってしかものを考えられない”若者”なんて、ぜんぜん面白くないと思うのです。

 近頃の若い者はと言われるからこそ、若者が世の中を変えていくのだと思うのですが、年寄りの組み立てた枠組みを絶対不可侵な”神”のような存在として、それが永遠に存在し続けることを大前提にして物事を考えるのは、迷信を狂信的に信仰しているような姿に見えて仕方ありません。そういう枠組みに囚われた考え方はそろそろ止めて良いと思うのです。

 年寄りの作り出した既存の枠組みが上手く機能しない事は今の世の中を見ればはっきりしているでしょう。だから、そんな枠組みを超えた考え方を若い人たちにはして欲しいと思うのです。

そのためには、インターネットでこんなブログなんかを読んでいないで、自分達の日常から大きく離れた時間をすごしてみるべきだと思いますよ。旅に出よう!


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