旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

マイボトル2で地球を救おう

2007年12月08日 | ライフスタイル
タイムリーなメールをいただいたので、本日はその話題から。11月のスーパーカブでタイにご参加いたいたいた方のお一人から、到着してチェンマイに移動をかける際に利用した夜行寝台でのトイレで既に驚愕したというメールをいただきました。

アジアや中近東地区を旅した人にはお馴染かもしれませんが、これらの地域ではトイレットペーパーを使用する習慣が無い場合が多いのです。タイの場合は中間的な位置付けなのか、トイレットペーパーを使えるようにはなっていますが、水に流せば溶けるような高価な紙は使用していませんので、用済みとなった紙はゴミ箱に捨てます。

実際には地元の人達はほとんど紙を使っていないと思います。つまり、用を足した後は水で洗います。トイレに設置されたホースや、場所によっては水瓶に柄杓の組み合わせでお尻だけ洗うのには慣れが必要となります。

慣れてしまえば、いつもお尻をイジめている我々ライダーにとっては、とても清潔感のある、優しい習慣なのですが、メールをいただいた方は、どうやらこの習慣にかなり抵抗を感じたようでした。慣れ親しんだ習慣というのは、固定観念となって、時に我々を苦しめます。

そして、どうにも自分には馴染めない習慣、文化、非日常が平然と日常として存在している空間を感じていただく事があの旅の意図する所でもあるので、良い体験をしていただけたのだと思います。

さて、この習慣。地球温暖化問題に心を痛め、自分にできる事は小さな事からでも実践しようと考えて、"マイバッグ"、"マイ箸"、"マイボトル"を使っているあなたには今からぜひとも取り入れていただきたいと思います。題して"マイボトル2作戦"。

いつも飲み物を入れているマイボトルの他にもう1本マイボトルを入手し、持ち歩いてください。そして、今以降、トイレでは一切紙を使うのを止めてください。ちなみに私の場合はマイボトル1号はマイボトル2号を兼ねる事ができる強靭な精神を有していますので、1本で済みますが、初心者は2本持つ方が精神衛生上も、衛生上も良いかと思います。

マイボトル2はあなたのお尻をいつも清潔に保ってくれることでしょう。日本は水資源が豊富な国でありますから、この資源を活用して、世界の森林資源を破壊する事で得られているトイレットペーパーの使用を止めようではありませんか。

マイボトル2に洗剤用のガングリップを取り付けてその機能を拡張するなど、マイボトル2HACKを楽しむのも良いかもしれません。

割り箸を使わない日がある人は多いでしょうけれど、トイレットペーパーを使わない日のある人は少ないと思います。そう考えるとアジアの習慣を我が物とする事はかなりの森林資源保護となる事は確実と思われます。その効果はマイ箸の効果を凌駕すると確信します。

この事に気がついたら、今後は当然、鼻をかむ時もティッシュぺーパーを使うなんて環境に悪い事をしてはいけません。"手ばな"に限ります。これは技術が必要となりますが、サッカー選手の多くは上手にこなしているようなので、地球環境を守るためにはサッカーの試合を注意深く観察し、日々練習して習得したいものです。


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