薄曇りの一日です。
湿度の高い日は布海苔の天日乾燥には良くありません。
貧乏暇無し。
海藻シーズンの春 入札に間に合うように天日乾燥をしている。
ヒジキが済んで今は布海苔 単価が上がっているが年々収量は減少している。
布海苔には布海苔独特の粘りがありその粘りを利用して用途も広がっている。
お味噌汁に入れるワカメのように布海苔を最後に入れてコリッとした食感を味わう。
磯の香りが鼻に抜ける 美味である。
へぎ蕎麦のつなぎに布海苔を用いているのは蕎麦通ならご存知かと思うが
つるっとした喉越しは布海苔に由来する。
新潟の魚沼地方は絹織物で有名だがその糊付けに布海苔を用いていたことから
この地方の蕎麦へぎ蕎麦は繋ぎに布海苔を使用したことに納得がいく。
水溶性食物繊維が豊富で栄養価も高く抗酸化作用や血中コレステロールを
下げる作用が認められており 身近に有る海藻が海藻の仕事に関わって初めて
その素晴らしさを実感している。