車齢２０年以上の自動車は登録不可に ＵＡＥで２００９年から

自動車登録の更新について書いたので、最近目についたニュースを紹介しておく。

ＵＡＥでは、大気汚染や交通事故の削減を目的として、来年１月から車齢２０年以上の自動車の登録を認めないことになった。

もともとドバイを走る車は新しい。エジプトやヨルダンを旅すれば、その違いは歴然だ。ＲＴＡによれば、ドバイの平均車齢は５．６年だ。それでも、車齢が２０年以上の車がドバイにはまだ約１万台存在しているという。これらの車が廃車か外国に輸出されてなくなれば、ドバイの平均車齢はさらに若返ることになる。ちなみに、英国では６．７年、米国８年、オーストラリアは１０．３年でブルガリアでは１５年だという。ウェブ検索で調べたところ、２００４年のデータだが、日本では乗用車の平均車齢が６．６年となっている。

２０１０年には、登録できる自動車の車齢はさらに引き下げられ、１５年になるとのこと。また、車齢１０年以上の車の名義書き換えができなくなるので、１０年が経過する前に外国に輸出する事業者が繁盛しそうだ。当地で圧倒的なシェアを持つ日本の自動車メーカーにとっても、新車販売を促進することになり、朗報だろう。

新車が増えて、本当に大気汚染や事故が減るなら歓迎したい。日本でも導入を検討したらどうだろうか。