ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

シェイク・ザイード・ロードにクレーン落下

2008年11月09日 23時12分55秒 | 車/交通事情
一歩間違えば大惨事になるところだった。それが起こったのが午前4時だったためだろう、怪我人がなかったのは不幸中の幸いというべきか。

エミレーツ・タワーズの近く、シェイク・ザイード・ロードに、ドバイ・メトロの工事のために使用していた移動式クレーンが落下。アブダビからドバイに向かう車線が閉鎖された。

昼前、ドバイ・マリーナの近くにある事務所からワールド・トレード・センターに向かった社員から、シェイク・ザイード・ロードが大渋滞しているという電話連絡を受ける。急ぎの用件でないことを確認し、事務所に戻るように命じる。だが、シェイク・ザイード・ロードをアル・サファ出口でUターンするのに時間がかかり、彼が事務所に戻ったのは1時間後だった。事故が起きた午前4時から少なくとも8時間は道路が閉鎖されていたと推測できる。

ウェブ版ガルフ・ニュースへの書き込みを読むと、この事故の影響で通勤や通学に3~4時間かかった人がいたようだ。シェイク・ザイード・ロードがこの国の交通システムに占める重要性を再認識できる。

この国の建設工事で、安全性は納期ほど心配されていないのでは、という書き込みもあったが、同感だ。事故を起こしたのが、ドバイ・メトロの工事関係のクレーンだったのは、残念だ。国家プロジェクトで納期遵守のプレッシャーは大変なものがあるとは思うが、安全第一の工事をお願いしたい。

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