交通違反取締に活躍する カメラ付携帯電話

ドバイの警察が、交通違反の取締を強化していることは書いたので、具体的な方法についても少し紹介してみたい。高速道路沿いに設置するレーダーの数を増やしているのはすでに紹介した。

今日紹介するのは、カメラ付携帯電話を使った反則切符の発行だ。今年の第一四半期で携帯電話を使った検挙数は約６５００件にのぼるという。

警察官が信号無視や障害者用駐車場への駐車などをみつけると、その場で撮った写真を本部に送る。反則切符は違反者の携帯電話にＳＭＳで送られる。こうすることで、反則切符の発行にかかる時間を大幅に短縮できるのだと言う。

この仕組、ドバイ警察によれば、導入されたのは世界初だという。カメラ付携帯電話発祥の国日本にありそうでないのは、法的に何か問題があるのだろうか。それとも、警察がこんなハイテクを導入してまで処理時間の短縮を図らなければならないほど、ドバイでは交通違反が多いということなのかもしれない。