ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

ブット女史とドバイ

2007年12月29日 02時40分07秒 | 時事
12月28日のガルフニュースの1面に、ブット元パキスタン首相の夫と二人の娘が昨日の夕刻、ドバイ空港からパキスタンに向かう飛行機に乗るため、ドバイのエミレーツ・ヒルズの自宅を出る時の様子を伝えている。 エミレーツ・ヒルズはEGCに隣接している高級ヴィラ。ブット女史は亡命していた8年間、ここに住んでいたらしい。 そういえばと思い当たるのは、最近エミレーツ・ヒルズに車で入ることができなくなった。私の知人が多く住む住宅街グリーンズから、EGCやモンゴメリーに行くにはエミレーツ・ヒルズの中を通るのが近道で、夏頃は何度も利用していた。セキュリティーは車のナンバーを控えるだけで通してくれたが、最近通ろうとして止められた。以前は通してくれたのになぜだと聞くと、ポリシーが変わったという。これ、ブット女史がパキスタンに帰国してからセキュリティーを強化したのかもしれない。 彼女に限らず、ドバイには亡命中の政治家はたくさん住んでいるのだろう。ブット女史の暗殺は、ドバイが安全であることをはしなくも印象づける結果となった。 . . . 本文を読む