12月28日のガルフニュースの1面に、ブット元パキスタン首相の夫と二人の娘が昨日の夕刻、ドバイ空港からパキスタンに向かう飛行機に乗るため、ドバイのエミレーツ・ヒルズの自宅を出る時の様子を伝えている。
エミレーツ・ヒルズはEGCに隣接している高級ヴィラ。ブット女史は亡命していた8年間、ここに住んでいたらしい。
そういえばと思い当たるのは、最近エミレーツ・ヒルズに車で入ることができなくなった。私の知人が多く住む住宅街グリーンズから、EGCやモンゴメリーに行くにはエミレーツ・ヒルズの中を通るのが近道で、夏頃は何度も利用していた。セキュリティーは車のナンバーを控えるだけで通してくれたが、最近通ろうとして止められた。以前は通してくれたのになぜだと聞くと、ポリシーが変わったという。これ、ブット女史がパキスタンに帰国してからセキュリティーを強化したのかもしれない。
彼女に限らず、ドバイには亡命中の政治家はたくさん住んでいるのだろう。ブット女史の暗殺は、ドバイが安全であることをはしなくも印象づける結果となった。 . . . 本文を読む