ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

ドバイ/東京 暑さの比較

2007年08月07日 23時46分46秒 | 気候
日本に10日間いて、ドバイはさぞや暑いでしょうと何度聞かれただろう。だが、自分でも意外なことに、東京の暑さはドバイに引けをとらない、というよりむしろ暑いかもしれないと感じる。確かに、気温だけ比べればドバイの日中の最高気温は40度を超えるので10度くらいは違いそうだ。梅雨が明けたはずなのに、先週の東京の湿度は70%くらいあったろう、非常に蒸し暑いと感じた。これに比べると、現在のドバイの暑さは「痛い」と感じる暑さだ。 私の自宅もそうだが、日本では住居は部屋ごとの冷房が多く、全館冷房のところが少ないし、オフィスの温度は高め(28度くらい?)に設定されている。ドバイではアパートもオフィスも全館冷房が普通だし、設定されている温度は低めだ。例えば、私のアパートでは部屋の冷房は22度から25度の間に保つことを推奨されている。新聞を読んでも、省エネ対策の記事を見た記憶がない。ドバイでは石油や電気が安いため、省エネのインセンティブが働きにくいことが根本の原因かもしれない。 最近では、屋外でタクシーを待つ時間が苦痛になり、レンタカーを長期で借りて運転するようになった。アパートやオフィスとレンタカーを停めた場所との間を数十メートル歩くのをがまんすれば、あとはエアコンが待っている。自転車や地下鉄を使って移動していた東京の方が、たくさん汗をかいた。ドバイでは、車を自分で運転するかどうかで、暑さの感じ方にも大きな違いがありそうだ。 . . . 本文を読む