昔に比べると口が渇くという患者さんは増えた気がします。ドライアイという言葉はかなり前より一般に使われていましたが、ドライマウスという言葉は４，５年位前のような気がします。
私が口が渇くことをドライマウスと言ったらそのころは他の薬剤師さんが笑ったのを覚えています。
患者さんでドライマウスの主訴で来ている人は中高年の人が多いです。口が渇くと深刻に悩まれていますが、何か悪いものでないかと頻繁に病院に来ます。神経質すぎると感じることさえあります。私なんて我慢してるんだよ。と思わず心の中で言ってます。
Ca拮抗剤、睡眠薬,抗コリン薬、抗ヒスタミン、精神賦活剤、利尿薬、などなどたくさんの薬がドライマウスを副作用としてあります。なんか口が渇いて眠れないと言って睡眠薬をほしがります。もう悪循環そのものです。
だから時々、おせんべい、クッキー、パンなど食べずらいか聞きます。そうすると怪訝な顔をして、「え！別に思ったことない。」とい言う方が大半です。つまり噛めば唾液は出ているということです。
でも、口が渇く患者さんはそれで苦しいものです。なんとか調節してあげないといけないなと思います。でもDR側は病気を治す方に重点がいっていますので、難しいです。
