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陸前高田

2011-04-26 21:12:53 | 郵便局


 4月26日、陸前高田の郵便局が仮局舎で再開しました。新幹線とバスとタクシーを乗り継いで向かいました。一ノ関から陸前高田まで、バスは出ておりますが、被災者の買い出しのためのバスで午前中は高田から一ノ関行きだけのために利用できません。一ノ関からタクシーで往復する事になりました。
 窓口は、郵便と貯金の窓口が2つずつ、別に局の前にテントが張られて相談窓口を開設していました。取扱業務は、切手類の売り捌きや郵便物の引受け、貯金の払出しや保険業務等、通常業務のすべてを取り扱っていました。



 使用している日付印は、郵便ではインキ浸透式の和文印と欧文のローラー印の2本だけ。風景印はありません。




 貯金で使用している日付印は、文字輪式の日付印でした。ようやく再開にこぎつけただけあって、局内は大勢の職員がいてざわざわしておりました。



 もとあった陸前高田郵便局を訪ねる事にしました。タクシーに乗って瓦礫の中を行きます。



 まだ撤去作業中の瓦礫に埋もれて、陸前高田郵便局の跡が見えてきました。建物は無事に見えますが、中は壊滅状態です。



 正面と思われる方に回ってみました。お客様ロビーがあったと思われる方から撮影したものです。
 郵便局の周辺を見渡すと、近くに4階建ての建物がありましたが、4階まで屋上まで水が来たようでした。このあたり一帯では、地震から40分後に津波が来たそうですが、周囲に逃げるような高い建物はありません。小高い丘がありますが、頂上まで水は達したようで、助かるためには、先ほど紹介した仮局舎が設置されていたような高台まで避難しなければなりませんでした。津波に備えている町とはいえ、午後2時46分という時間帯に、躊躇せずに仕事を放棄して逃げ出さなければ助からなかった訳で、どれほどの人がすぐに行動を起こせたか疑問です。
 また、陸前高田では、津波が5kmも川を遡って、内陸に達しました。そこにいると、到底津波がやってくるとは考えられないような場所です。復興計画を議論している人は、全員が被災地をつぶさに見て回る必要があるのだと思います。



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