茨城県那珂支店と長野県須坂支店で4月16日から新たに風景印の使用が開始になります。
それでは、これまで風景印を使用していなかったのか?
民営化直後の話ですが、支店併設局では、配備されている風景印が2本あった場合には局と支店で分け、1本であった場合には、新たに1本を新調して分けました。事業会社が発注するので、事業会社が新しいものを使用して、お古を局で使用する方が多かったと記憶しています。
前版の「風景印2008」を制作するに際して、支店併設局へは全部郵頼して印影を取り寄せましたが、とくに支店では「使用していない」と返送される局が多かったのです。
使用していないと返送する支店には、その後も「正式に使っているのか使っていないのか」と執拗に問い合わせたところ、手紙をやりとりしている間に新しいものが到着した支店や、局会社のものを押してくる支店がありました。
最終的に、いくつかの支店の印影が入手できず、出向いたり、支店長に直談判の電話を掛けたりして手に入れましたが、そうした支店では風景印がないので、局会社から借りてきて年号を入れ替えて押印してきました。
このように、揃えるのには苦労しましたが、民営化当時の風景印使用局の支店併設局の支店で使用した風景印は、全部揃えることができました。
どこだか覚えていませんが、那珂は上図のように同じ印影ですから、1本の風景印を局会社と支店でやりくりしていたのだと思います。
これからは想像ですが、ゆうゆう窓口をおとずれて風景印を押してほしいというと、ありませんと答え、そんなはずはないとごねると30分くらいまたされた挙句に局会社の風景印を持ってきたのではないかと思います。が、どういう扱いをしていたのかは、行った人を探さないとわかりませんね。
報道発表に旧風景印の使用はない、と記してある以上は、現在は「使っていません」という回答が返ってくるのだと思います。