京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
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日記より 「雨の5月1日」

2024-05-16 07:59:57 | 俳句
日記より 「雨の5月1日」
              金澤ひろあき
 銀行のキャッシュカードにヒビが入った。長年使っていたからか。四条烏丸の京都支店で再発行手続きをする。
 今、都市銀行は次々に支店を無人化している。窓口業務を行える支店が激減している。近所から無くなっている。人件費カット・収益を優先している。
 利用者との、人と人とのつながりを薄くしている。これは長期的に見ると、企業の衰退に向かうのではないか。
 経済活動は基本的には市場原理で動くが、人の心(動向や予測)も大きいことを忘れてはならない。「物を買うのは人間」という当たり前のことを忘れてはならない。その人間の本音が見えなくなった時、物は売れなくなる。企業の社員も、人と触れ合う機会が減ると、営業力も落ちてゆく。
 また、行員数を減らすぶん、行員一人当たりの仕事量は増える。ゆとりが無くなるとミスが出やすい。あるいは、見落としなどが増えるのでは。小さな入力ミスが、大きなシステム障害につながることもある。(近いところで言うと、銀行ではないが、マイナンバーの混乱)
 また、ゆとりが無く、人相手の経験が少なくなると、接客時のトラブルも多くなるのではないか。
 同じことは、銀行だけでなく、JRの窓口などでも感じる。
 また、現場から削減された社員の人達は、どうしているのだろう。生活できているのだろうか。
 少子化が叫ばれて久しい。そしていつも、子供が産める若い女性の数ばかり問題にする。
 仮に若い男女が多くいたとしても、安定した生活を営めない(職につけない、解雇の恐れがある)状態で、子供をつくれるだろうか。結婚し家庭を築くことに大きな不安がある中で、子供が増えるだろうか。
 あるとすれば、貧困に苦しむ子供が増えるのではないか。
  雨の5月1日 削減された社員の行方 ひろあき 

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