愛煙家は、今や世の中の厄介者扱い、肩身の狭いことこの上ない。社会でも、家庭でも、いつも大きな顔を小さくして、一重に目立たぬようにしている。でも、言いたい事が時々あふれ出すのを抑え、じっと堪える。
それにしても、どうしてこんな目に遭わなきゃいけないんだ！タバコ税をたんまりと取られて、それでいてなぜ小さくなっていなくてはいけないんだ？嘘でしょう？
市役所に行くと、どこもかしこも禁煙、一服する場所さえない。ようやく探して行って見ると、喫煙場所とは名ばかりで、ただ、灰皿が置いてあるだけ。市役所の職員の給料のいくばくかはタバコ税が入っているんだぞ！病院へ妻を連れて行くと、病院の敷地内には喫煙場所がない。わざわざ近くのコンビニなで出かけて、駐車場脇に置かれた灰皿の前につっ立って、こそこそとタバコを吸うあり様。医者が患者に「喫煙していると、直りが遅くなりますよ！」というのは良いとして、何で患者を連れて行った者にまで禁煙を強いるのだ。そんな権利はあんたらにあるのか？
国会では、受動喫煙防止法案が審議され、飲食店等では全面禁煙にすると真面目に論議しているらしい。確かに、受動喫煙は、防がなくてはならないと思う。しかし、喫煙者が集まるような飲食店があっても良いじゃないか？店の入り口に、「喫煙可にしています。受動喫煙を避けたい人は入店しないでください！」とでも、張り紙を出しておけば良いじゃないか？喫煙場所に出入りする店員が受動喫煙で迷惑する？そんなの従業員個人が判断すれば良いことだろう！それで売り上げが増えるか経るかは経営者の判断だ。それを政治家がとやかく言うことではないだろう！一律に、飲食店は禁煙と決めるのは横暴だ。そんな馬鹿な議員や党には絶対投票しないからね！！愛煙家にはタバコを吸う権利があるんだ。それを侵害して良いと言うのか？ふざけんじゃないよ！
全国愛煙家党でも作って、政治活動を始めないといけないのだろうか？？？
書こうか辞めようか､やっぱりひと言書かせて戴きます。私も団塊世代の最終ランナｰで煙草も吸っていた。今も集まるメンバｰのなかにも喫煙者がいる。私は横で煙草を吸われても気にならない。そんな私が懸念することはただ一つ。長生き出来ないﾖ。｢煙草を止める位なら早死にしてもヨイ｣と皆さん仰るが…私の大好きだった先輩が､72歳､73歳で亡くなっていった。一人はロングピｰス､一人はマイルドセブン。残された仲間たちは､｢やっぱり煙草が悪かったのかねｴ｣と。だけど吸ってる人たちは｢自分だけは違う。長生き出来る｣と信じている。人の一生。他人が口出すことではない。でも死が近い病気を持った人間からすると､｢もっと身体を労わって｣と言いたくなる。余計なお節介だと承知して。煙草がひと箱1,000円になっても吸いますか？