起きてもいつまでもすっきりしない、眠くてなかなか行動できないという人は多いだろう。しかし、私は尿意を催し、いったん目が醒めると、目がパッチリ、頭すっきりし過ぎてしまい、夜中の2,3時に起きてしまい、その後、布団に入っても、なかなか眠れなくなる。仕方なく、そのまま起きてしまう。考え方によっては、便利といえば便利なのことなのだが、あまりに早く起きるため、結果的に睡眠不足に陥り、昼間睡魔に襲われる。年金生活をしている今は、特に、そのことで困ることはあまりないが、それでも、一人で生活しているわけではないので、周りから「いい迷惑だ」と文句を言われてしまう。
こうなった原因は思い当たる。学生の頃、新聞奨学生だった。朝早く(4時頃)起きて新聞配達を7時頃までやっていた。その習慣がこの寝覚めの良さを生んだのだと思う。また、同じく若い頃、仕事が遅いため、家に持ち帰って仕事をしていたことがあった。なかなか仕事が終わらず、朝になってしまうということがあり、次の仕事に差し支えるという事態が生じ、睡眠時間だけは確保しようと、寝て起きてから仕事をすることにした。夜10時くらいには寝て、4時間後に起き、仕事をしていた。それがかなり長い期間続いた。当時は、非常に便利な特性だと思っていた。一日4時間寝れば生活ができると自慢だった。そんな生活が長かったため、今のような事態が生じているのだと思う。
途中で目が醒めても、その後、ずっと布団にもぐっていると、再び眠ることができるにはできるのだが、そうすると、いつまでもぼやけている状態が続いて、気分が悪い、それも嫌なのだ。朝まで起きずにずっと寝ていられたら、寝る楽しみができて、すばらしいだろう、そういう体験をしてみたいと今は切に思う。