戦うのは今だ！

　世の中、思いどおりにならないことがたくさんある。その中には、今やらなくてはいけないこと、明日に延ばし、時機を見た方が良いことがある。自分の態勢が整わない内に、打って出ると、負けるか大きな痛手を負うことになる。待っていれば、相手が単純に自滅することもままあるし、第三者と戦って弱ってしまい、戦意を失ってしまうこともある。勝ち負けに拘りすぎるのもどうかと思うが、戦わずして相手が自滅した勝負は勝ったことにはならない。闇雲に戦いを仕掛けるのは愚の骨頂だが、機が熟し、チャンスが訪れているのに、しり込みして戦うのを避けてしまうのも問題だ。徳川家康は最終的には勝ち残って、天下の覇者になったわけだが、家康の心中はいかがなものだったのだろうか？秀吉が何を血迷ったか、朝鮮まで出兵し、日本は手痛い犠牲を払わざるを得なかった。そのとき、家康は何を思っていたのだろうか？非常に興味深いことだが、今となっては知る由もない。

　安倍政権のやることなすこと、「どうなっているの？何を考えているの？」と、問いたいことばかりだ。それに対して、野党の言動の歯がゆいことこの上ない。早晩、自滅していくだろうが、しかし、きちんと戦略を考え、戦いを挑まなかったら、自滅していく前に、国民に多大の痛手を負わせることになるということを野党のみなさんはしっかりと認識するべきだろう。キャスティングボートは自分が握るという覇気が必要なのではないのか！

　格言う私も、これまで静観し続けてもう還暦を過ぎてしまった。負けるのは嫌だし、攻撃されるのも嫌だ、かといって、相手の言いなりにしているのも、もっと嫌だ。とどのつまりは、無言の抵抗を続けているわけだが、相手には何も伝わらないままになっている。戦いは避けたいが、いつまでも避けていると、事態はますます悪化し、私の立場はどんどん狭まってくる。やっぱり、戦うしかない。（いつの間にか、話は急に縮小し、夫婦間戦争の話になってしまった。ははは・・・・、だめだ、こりゃ！！）