長州支配はいつまで続くのか？

　明治維新で、薩長連合で維新を行ったが、薩摩の西郷隆盛は長州と折り合いが合わずに戦争を起し、政権を離脱し、その後、今までずっと長州が日本を支配してきた。国の領土を勝手に仲間内で私有化し、強大な利益を独り占めしてきている。民主化の理念に燃えていた坂本竜馬が暗殺されずにいたら、日本はもっと違った国になっていたのだろうと思う。

　そんな過去のことを持ち出しても、何ら解決にはならないことは分かっているが、歴代の総理大臣の出身をみると、山口方面の出身がいかに多いことか？ちなみに、三菱の岩崎弥太郎は土佐出身、坂本竜馬を通じて、長州に接近し、大成功を収めた人物だ。他にも、揚げていったら限がないだろう。安倍総理も、その流れを汲む人物、岸信介、池田隼人、佐藤栄作等々。

　一方、マスコミは、政治家の世襲を問題視するが、なんだかんだいって、時の権力者には尾を振り、新人を紹介するときに、だれだれの子とか孫とか、そういった経歴を重視し、盛んに報道する。マスコミ自体がそういったことに囚われている限り、新しい指導者はこの国になかなか生まれて来ないと思う。