DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

夫婦して35分の激闘の末、二人は安堵の空気に包まれた!

2017-07-19 22:20:24 | 雑感

 妻は、大便が出ることが多いが、今日は、それがうまく出なかった。これまでは、朝に大便が出ていたので、トイレに行く度に力を振り絞って排便しようとする妻に、「朝出たのだから、そんなに頑張ってもでないよ。出るはずないじゃないか?」と、妻の腹を押しながら、余裕の態度で、力む妻に少し不満を抱いて、たしなめていた。一方、妻は、便意があったのに、私の介助がスムーズでないから出なくなったと、専ら私の介助の仕方に責任転嫁し、排便できない不満の矛先を私に向け、夫婦の関係はこのところ険悪な雰囲気が流れていた。

 ところが、今日は朝出るとみていた大便が出なかった。それからというもの、私も昨日と違って少しは真剣に、腹を押したり、背中をマッサージしたりしたのだが、夕食前のトイレでも出なかった。結果的にみて、そのため、いつも行っているテニスもやめ、自宅待機、妻のトイレに備える羽目に陥った。全くとんだ一日だ。そして、夕食後、トイレに行きたいと言い出し、私も出ることに期待し、トイレでの激闘が始まった。妻は力み、私は腹を押す。この共同作業が延々と30分以上にわたって繰り返された。ウォシュレットの水を当てる角度等のため、妻は体をよじる。そうすると、腹を押している私の手も変な方向に曲がってしまい、力が入らなくなる。また、繰り返し力を入れて押しているうちに、私の腕も、足も、疲れてくる。また、狭いトイレで、押すのだから、体勢は最悪で、力を入れにくいし、足もいたくなってくる。いつもなら、この辺になると、手抜きしているのだが、さすがに予定通りに出なかった今日は、私も真剣だ。妻は筋肉が減ってきて、自力で排便するだけの力が出なくなっている。だから、それ程長い時間力を出し続けることはできない。今回もだめかなぁと思いながらも、諦められずに押し続ける。そして、35分を過ぎた頃になって、ようやく、妻が「出る、出るよ。押して、押して」と叫ぶ。そして、次の瞬間、便の臭いがしてきた。二人とも汗だくだくの状態だ。でも、その瞬間、「出たか!良かった、良かった!」という思いが私の頭に浮かんだ。

 子育てが終わってしまった夫婦にとって、二人で共同してやる仕事がこんなことだったとは全く想像だにしなかった。トイレの後、手洗い中に、「固かった、昨日出切れなかったのが固くなってしまったんだ」と妻は少し穏やかな表情で話してきた。まあ、そういうこともあるだろうと私は妻に同意した。一瞬ではあるのだろうけど、まあ、二人は、安堵した空気に包まれたような気がした。

 全くくだらない話で、ごめんなさい。でも、これって、今の私たち夫婦にとって妻が排便ができるかどうかは、一大事なんですよ!

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1 コメント

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自分の将来を観ている様で (ふかさん)
2017-07-20 20:52:49
DonkeyMさん
ご苦労なさっているご様子、お察し致します。いずれ訪れる自分の姿を見ている様で、私も切実になります。私も骨だらけで筋肉がありません。腹筋も無い訳ですからWashletの力も借りて奮闘しています。妻に話しても、「そんな話は聞きたくない」と言われ、独りであれやこれや苦心しています。昔は便秘は女性のもの。妻も苦しんでいましたが、私は快便派。処が今は逆転。彼女はそれなりに、私は苦しんで、奥様のお気持ちもよく分かるし、思い通りにならない我が身に腹が立つばかりです。
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