河野大臣は脱印鑑を勧めているけれど、個人認証の手続きを十分に検討することが先決なのではないだろうか?
確かに、市役所に提出する書類には必ずといって良いほど印鑑を押すようになっている。しかし、元々印鑑証明を必要としないような書類には、印鑑を押す必要などないものではないのか?単なる認印など、実際には何の効力もない。全く形式的に囚われた役所の行政手続きで、私たちに無駄な労力を課しているものだから、そんなものはさっさとなくしてしまえば良い。
しかし、今後、個人認証をどうするかということはとても大事なことです。ハンコのない外国では、サインについてはとても気を遣い、工夫してサインしていると思う。日本にはその習慣がないので、サインをするということについて、きちんとした啓蒙教育が必要だと思います。それなくして、乱暴に印を廃止してしまうのも、どうかと思うのですが・・・・
また、運転免許証とマイナンバーカードを合体させるという話が急浮上していますが、これも少し早急過ぎる。裏に、巨大な利権が絡んでいるような気がして、全く眉唾ものです。マイナンバーカードを運転免許証代わりにしようとすると、警察官がICチップを読み取る装置をいつも携帯する必要が出てきます。そして、そのためには、その装置を配備するためには莫大な費用が掛かるし、全員がマイナンバーカードを取得するという労力とそのための費用が掛かるわけです。果たして、それ程の労力と費用を掛けるメリットが本当にあるのでしょうか?