今日、オウム真理教の死刑囚で残っていた6人の執行が行われた。これで13人の執行が全て終わったことになる。まあ、最高裁で確定しているのだから、当然と言えば当然なのだが、これほどスピーディになされるのはやはり異例と言えるだろう。今まで、主義主張が違うから、死刑執行は行わないという法務大臣がいたが、そんなの職務怠慢と言わざるを得ない。法律に従って、判決を執行するのは、法務大臣の職務、義務なのだ。とはいうものの、やはり執行の決定には相当の重圧感と心労が伴うことだろうし、PTSDに陥る可能性もあるだろう。それほど大変な仕事なのだということを改めて思う。決定が遅れたら遅れたで、死刑囚に恐怖や不安を長引かせて余計な苦しみを与えるという結果にもなるわけだ。
死刑などないに越したことはないが、死刑にせざるを得ないという事例もあるのは間違いないだろう。そうなる前に、犯行に至る前に、きちんとした手当てができればそれが一番良いのだろうが、口で言うのは簡単だが、実際は難しいことなのだろう。社会のひずみをなくし、誰もが快適に暮らせる世の中を作り、犯罪を減らしていくよう、みんなで日々努力を続けていくべきなのだろう。