どんぴ帳

チョモランマな内容

西へ行こうwithマッチョ(その3)

2008-11-02 04:26:15 | 旅行

 優秀なナビゲーターを乗せた私は、下道をひた走ります。


立ちはだかる山
 優秀なナビゲーター『マッチョ』から、
「最短ルートの生駒山を目指せ!」
 との指示が出ます。


あまりの勾配に、後ろ向きで坂を下って来るおじいさん
 完全に山の住宅街に迷い込んだと思っていたら、どうやら本当に国道308号線らしい…。


半端じゃない勾配


山道へ突入
 遠足の小学生やハイカーが大勢居るので、急勾配を微速前進。AT(オートマチックトランスミッション)のクリープ現象(切断出来ないトルクの伝達による摺足現象)が、何の役にも立ちません。一度停止したら、サイドブレーキを使用しないと、ズルズルどころか、グイグイと後に下がって行きます。


一時停止して運転席から撮影
 この時、驚愕の事実が!何やら車から焦げている様な臭いがします。
 エンジンオイルは二週間前に『フラッシング(エンジン内の汚れを洗浄)』までして交換したので、大丈夫な筈です。
 と言う事は、大分劣化が進んでいる『ATF(オートマチックトランスミッションフールド:変速機の動作流体)』にかなりの負荷が掛かっているとしか思えません。
 道に対する不安よりも、自分の車の方が信用出来ません。

 農道よりも狭い国道(幅員1.8m)を通り、ついに山頂へ!

頂上付近は石畳


暗(くらがり)峠に到着!
 後で調べましたが、この国道308号線は、『酷道(国道とは呼べない、走るにはあまりにも酷な道路のこと)』としてマニアの間では有名な道路で、タモリ倶楽部でも、「日本最狭の道」として紹介されています。
 海抜450m、平均斜度20%、最大斜度37%、国道としては、日本一の急勾配を誇っています。間違っても、運転に自信の無い人や、初心者には勧められない道路です。

 ちなみに、こんな勾配の道路です。



 奈良県側への下りは、エンジンブレーキを多用して、ブレーキへの負荷を少なくします。

たわわな柿


薄と棚田


農家用運搬マシン


そして悔い改めなさい…。

 車担保ローンや車金融の看板に囲まれて、かなり不利な戦いを強いられています。