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NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

戦闘が勃発、ミンダナオ子ども図書館から

2014-02-05 10:14:32 | ドネーションシップ
※ミンダナオ子ども図書館HPより
http://home.att.ne.jp/grape/MindanaoCL/indexPikitKidapawanMindanao.htm
HPには写真が多数掲載されています

●1月26日
日曜日の夜から戦闘が勃発

25日の和平交渉で政府とMILFが合意した直後の日曜日夜、 戦闘が勃発し、局地的に避難民が出ているという連絡を受けた。
今回の戦闘は、政府軍とBIFF(MILFから分離した勢力)との間で起こったとされているが、BIFFとMILFとの両方に関係している人々も居て複雑だ。
結局は、土地と資源をどのグループが権利を持つかが裏にあり、そこに国際資本も絡んでいると現地では言われている。
しかし、そのようなことは別として、避難民化を強要される人々、 特に子どもたちがかわいそうだ。
MCLでは、すぐに救済に向かった。
現地の人々の言葉
「今回は他にもたくさんのNGOが訪れたけれど、視察して写真を撮っていくだけ。MCLは、困窮する私たちにすぐに支援の手をさしのべてくれるから、本当に頼りになる」
NGOとして活動しているわけでは無い、そこの知り合いの人々、 特に子どもたちを放っておくことができなからだ。


●湿原から避難民が逃げてくる
フィリピン南部和平に黄信号 過激派勢力 政府軍と衝突 東京新聞

 【バンコク=寺岡秀樹】フィリピン南部ミンダナオ島を拠点とする反政府武装勢力「モロ・イスラム解放戦線」が政府との和平交渉で武装解除に応じ、和平実現への期待が高まっていたが、黄信号がともった。ミンダナオ島で二十七日、過激派武装勢力「バンサモロ・イスラム自由戦士」と政府軍の間で武力衝突が発生した。和平交渉に反対する過激派武装勢力が複数存在するため、最終的な和平実現は容易でないとの懸念が早くも現実化した。
 政府と「イスラム解放戦線」は二十五日、広範な権限を与えた新自治区成立を柱とした和平案に合意したが、地元メディアによると、政府関係者は「大きな困難が待ち受けている」と述べ、武装解除の手段に限らず、和平に反対する他の武装勢力を説得することの難しさを示唆する。
 「自由戦士」は「イスラム解放戦線」から分離した強硬派で、政府軍との衝突前日の二十六日、「自治でなく独立を求めて闘争を続ける」と主張。政府軍との衝突では迫撃砲を交えた激しいものとなった。
 ミンダナオ島では昨年九月、一九九六年に政府と和平合意したイスラム武装勢力「モロ民族解放戦線」のミスアリ元議長派が、約三週間にわたり政府軍と交戦し二百人以上が死亡した。「民族解放戦線」元議長派は政府が「イスラム解放戦線」と新たな和平交渉を始めたことに反発する。背景には「イスラム解放戦線」が主導権を握り、資源収入を得ることへの警戒心があるとみられる。
 ミンダナオ島付近には国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されるイスラム原理主義過激派「アブサヤフ」の拠点もあるとされ、和平交渉を妨害するおそれがある。
 「イスラム解放戦線」と政府が包括的和平合意書に調印するのは早ければ二月の見通し。その後、自治区基本法の制定、自治区内での住民投票などを経る必要がある。さらに過激派武装勢力を説得する必要もある。
 和平を推し進めてきたアキノ大統領は一六年に任期切れ。残された課題は多く重いものばかりだ。


●湿原地帯の向こう側にある集落で戦闘が起こっている。
MCLの建てた保育所のある場所だ。

三日後に第一次救済に向かった

MILFとBIFF,またはMILFとMNLFとの戦闘は、去年もしばしば起こった。
そのたびに、子どもを中心とした救済支援を行ってきた。
ピキットでも、私たちの奨学生がいる、ブアランを中心に たびたび不穏な状況が起きてきた。

今回の戦闘は、どの程度拡大するのかは不透明だが リグアサン湿原に眠っている石油と天然ガスの獲得のための利権争いが存在する限り、今後も戦闘は起こり続けるという、悲観的な意見が強い。
現地は、一村落(バランガイ)を一家族が土地を所有し、そこに住んで生活している人々が小作として収穫の一部を納めるという いわば荘園制度のような状況だ。
その荘園領主(ダトゥ)が、経済だけでは無く、政治も牛耳っており、さらにその背後に、政府の議員から国際資本、時にはNGOまで関与していて そこから武器が流れてくると言う話を、現地では聞いている・・・・ヤレヤレ
戦争の背景は、宗教ではなく、金儲け?

MCLは、お金を巡る流れには、意図的に距離を置いて活動している
大事なのは、子どもたちが幸せであること。
子どもたちこそ、未来だから!
その子どもたちが、不幸のどん底に落とされているのを見るに堪えなくて2000年の大量の戦闘避難民が渦巻く中で、設立を決断した。
今に至るまで、個人の財産はすべてMCLに渡して活動してる
(僕の預金と年収は、150万程度で、日本では生活保護世帯に属している!
現地では、親の居ない子などと120名で住んでいるが、同じ家にすみ
同じ食事をともにしている。妻子も同じで120名のファミリーだ。
食べられて、雨をよけられて住む場所があって、かわいい多くの子どもたちに囲まれていれば、他に何が必要だろう。
この子たちのためならば、命を失ってもかまわないと、良く思う。)

現地で誘拐されても、身代金は払わないことにしている。
支払うようなお金は無いし、殺されてもかまわないという覚悟で始めたNGOだ。
妻や子どもが誘拐されても身代金は払わない。
まずは、大使館やマスコミに伝えるように言っている。
金持ち一家では無いけれども、 私の父も、福音館書店の設立者であるし、日本全国にファンもたくさん居て一般の人々には、結構知られているので、図書館、幼稚園保育園関係、 出版界をあげての一大ニュースとなるだろう。
ここからだけでも、7000人の支援者に通信を送っている。

妻子が誘拐された場合は、僕自身が赴いて、身代わりになれなければ、 最後は、日本式に、切腹して自害しようと覚悟している。
狙いは他ならぬ僕だから!


●レイテ台風支援↓
http://blog.goo.ne.jp/donationship/e/c2199cb71b309bb5783c04b9ee7010da


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