※フィリピンの冨田江里子さんのブログから
http://blogs.yahoo.co.jp/barnabaseriko/archive/2015/05/07
貧しくて病院に行けない人たちのための診療所を運営しておられます。
診療所は地域の人々のいのちのよりどころになっています。
◆生きているいろいろな姿
2015/5/7(木) 午前 3:49
3歳の男の子が肝臓癌です。名前はデック君。双子のお姉ちゃんがいます。
昨年の9月から急に食べられなくなり、吐いたり下したり、と痩せが始まりました。
お金を集めて、様々な検査を受け、肝臓に影があるとCTも撮りました。そして生検も受けました。
生検と言っても、かなり大きな傷で7センチもある切開が入っていました。
そして生検の後腹水がたまり始めて、結果が癌だったので、抗がん剤10クールが予定されました。
でも抗がん剤も効果なく、4回でお金も尽きました。
今は、うわさを聞いてあちこちの呪詛払いや民間療法を渡り歩いている状態のようでした。
ここでできること、お母さんができること、
私が知る限り(生姜シップや民間療法)をご説明させてもらいましたが、状況は厳しいなという印象です。
ご両親は双子ちゃんたちをとっても可愛がっています。
お姉ちゃんもさびしいでしょうね。可愛がっていても手のかかる時間の配分がどう見てもデック君がたくさん必要です。
お母さんが訊ねます。「今度はいつ来たらいいの?」
マニラから噂を聞いてきた方なので、バスに揺られて乗り換えて6時間近くの道をそんなに頻回に来てはもらえないし、
答えられない。。だろうし。。。
答えたいと思います。治るよって言えるだけのものが欲しいと切実に思います。
頑張って生きてるのですから、無理って言いたくない。私情で安請け合いができるような、そんな簡単ではないのですが・・・。
今日が乳がんの方、とか、坐骨神経痛で長い経過の方とか、子宮筋腫の方とか、いつもそうですがいろいろでした。
皆の人生が色々見えるようで、大変なんだろうな、しんどいだろうな、
治せるだけの力が欲しい。。。力不足でごめんなさい、そんな気分に度々なりました。
聾唖で鼠径ヘルニアが脱出して1週間痛みがある男性も来ました。
彼の眼は一つ、潰れています。闇中絶を受けたからです。
1週間も脱出してるのですから、腸管の循環状態も心配です。
彼の成育歴を聞くのもつらい事でした。
両親でなく、親族と同居して暮らしていました。
以前もヘルニアが出てしばらく働けなかったことがありました。
治ると彼は力仕事をどんどん引きうけます。
耳が聞こえないから、遠い親族に世話になっているから、自立できないから、彼はとってもよく気が付く、優しい力持ちなのだそうです。
できることを今痛みで奪われて,体も心も大変なんだろうな・・・。
神様はどうして、こんなにいろいろなことを大変な人たちに背負わせるのだろうと、思いました。
それが本人や家族、私を含めその人たちに関わる人間に必要な形なのでしょうが、
助かって欲しいな…と思います。
ここに来られる患者さんやデック君、マヤの子供たち、人工肛門が付いているダウン症の6か月になる赤ちゃんアンジェロ君、のためにお祈りいただけると嬉しいです。
奇跡が起こって欲しいです。ご支援に感謝しております。
*****************************
今年も冨田さんの一時帰国にあわせて
各地で講演会があります。ぜひご参加下さい。
大阪講演会ご案内HP
http://pcp-osaka.com/blog/
日時 7月5日(日)
13:30~16:30 (13:00 開場)
場所 大阪産業創造館イベントホール
(地下鉄堺筋本町駅徒歩5分)
http://www.sansokan.jp/map/
入場料 無料(事前申し込みお願い致します。)
http://blogs.yahoo.co.jp/barnabaseriko/archive/2015/05/07
貧しくて病院に行けない人たちのための診療所を運営しておられます。
診療所は地域の人々のいのちのよりどころになっています。
◆生きているいろいろな姿
2015/5/7(木) 午前 3:49
3歳の男の子が肝臓癌です。名前はデック君。双子のお姉ちゃんがいます。
昨年の9月から急に食べられなくなり、吐いたり下したり、と痩せが始まりました。
お金を集めて、様々な検査を受け、肝臓に影があるとCTも撮りました。そして生検も受けました。
生検と言っても、かなり大きな傷で7センチもある切開が入っていました。
そして生検の後腹水がたまり始めて、結果が癌だったので、抗がん剤10クールが予定されました。
でも抗がん剤も効果なく、4回でお金も尽きました。
今は、うわさを聞いてあちこちの呪詛払いや民間療法を渡り歩いている状態のようでした。
ここでできること、お母さんができること、
私が知る限り(生姜シップや民間療法)をご説明させてもらいましたが、状況は厳しいなという印象です。
ご両親は双子ちゃんたちをとっても可愛がっています。
お姉ちゃんもさびしいでしょうね。可愛がっていても手のかかる時間の配分がどう見てもデック君がたくさん必要です。
お母さんが訊ねます。「今度はいつ来たらいいの?」
マニラから噂を聞いてきた方なので、バスに揺られて乗り換えて6時間近くの道をそんなに頻回に来てはもらえないし、
答えられない。。だろうし。。。
答えたいと思います。治るよって言えるだけのものが欲しいと切実に思います。
頑張って生きてるのですから、無理って言いたくない。私情で安請け合いができるような、そんな簡単ではないのですが・・・。
今日が乳がんの方、とか、坐骨神経痛で長い経過の方とか、子宮筋腫の方とか、いつもそうですがいろいろでした。
皆の人生が色々見えるようで、大変なんだろうな、しんどいだろうな、
治せるだけの力が欲しい。。。力不足でごめんなさい、そんな気分に度々なりました。
聾唖で鼠径ヘルニアが脱出して1週間痛みがある男性も来ました。
彼の眼は一つ、潰れています。闇中絶を受けたからです。
1週間も脱出してるのですから、腸管の循環状態も心配です。
彼の成育歴を聞くのもつらい事でした。
両親でなく、親族と同居して暮らしていました。
以前もヘルニアが出てしばらく働けなかったことがありました。
治ると彼は力仕事をどんどん引きうけます。
耳が聞こえないから、遠い親族に世話になっているから、自立できないから、彼はとってもよく気が付く、優しい力持ちなのだそうです。
できることを今痛みで奪われて,体も心も大変なんだろうな・・・。
神様はどうして、こんなにいろいろなことを大変な人たちに背負わせるのだろうと、思いました。
それが本人や家族、私を含めその人たちに関わる人間に必要な形なのでしょうが、
助かって欲しいな…と思います。
ここに来られる患者さんやデック君、マヤの子供たち、人工肛門が付いているダウン症の6か月になる赤ちゃんアンジェロ君、のためにお祈りいただけると嬉しいです。
奇跡が起こって欲しいです。ご支援に感謝しております。
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今年も冨田さんの一時帰国にあわせて
各地で講演会があります。ぜひご参加下さい。
大阪講演会ご案内HP
http://pcp-osaka.com/blog/
日時 7月5日(日)
13:30~16:30 (13:00 開場)
場所 大阪産業創造館イベントホール
(地下鉄堺筋本町駅徒歩5分)
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入場料 無料(事前申し込みお願い致します。)
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