ドミンゴ(土民子)のわくわくランド

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小泉劇場の悪夢

2007-08-07 | Weblog
ワンフレーズの小泉登場に劇場の観客は最大の拍手で迎えた。自民党をぶっ壊すといってドギモを抜いた。小泉改革を邪魔するものは抵抗勢力として自民党は公認しないの恫喝である。その結果前回の衆議院選挙は大量の集票によって70%の議員を当選させた。しかもわけのわからない議員の多いこと小泉チルドレンと呼ばれている。そして数の力を背景に勝手に法律の成立させ「なんたって小泉♪」など鼻歌を歌い権力を謳歌してきた。
しかし、裏づけのない政策に気づいていたので後継者を決めてさっさか舞台を降りてしまった。泡盛で言えば蒸留したばかりの深みも味わいもない新酒の安倍ちゃんを指名したので乗り遅れずという議員心理が働き新しい総裁に選び首相になった。
「戦後レジュームからの脱却」日本人なのに日本語を使わない言葉遊び首相である。歯切れはいいが言っていることが解らない。国民のことより自分達の利益を優先で考えているような人達である。
そして今度の参議院選大敗にも拘わらず続投宣言である。常識では考えられない。
集めた国務大臣の不祥事が多いこと配役を失敗している。親父が首相になれなかったことの悔しさでチャンス到来とばかり指名に乗ってしまった。
国民は本能的に解っている。おかしいと!大勝ちさせると勝手に振舞うことの怪しさに気づいている。
ところである人の本によると小泉さんは20代の若いときエキセントリックであったらしい。親父はこのまま日本にいて見られたら跡継ぎに出来ないと考えロンドンに遊学させたようだ。そして勉強するのでなく親父の金で芝居を見たり、歌を聴いたり、映画を見たりの三昧の世界、そんな時親父が亡くなり後継者として帰国し第1回目の選挙で落選し、福田首相の下で議員としての修業をしたようだ。この選挙の時特定郵便局の支援を期待したようであるが支援もなく落選したことが恨みに思い郵政改革を声高に叫んだようだ。やっぱりエキセントリックな性格は直らない。
我々国民は議員の生い立ち、育ち方、思想信条をよく調べて選良すべきである。
私は小泉のことを書いた本を沢山読んでいたのでまさか自民党の総裁になることはないだろうと思っていたが瓢箪から駒ビックリした。
彼は結婚して子供を儲けたが姉のいびりで離婚してしまった。小泉家の財布は姉が握っている。小泉の後継者は長男の「走れ走れ孝太郎!」で決まりこうして政治家でなく政治屋が多くなり日本は将来沈んでいく。なりたい人よりやらせたい人を見つけることが日本の再生の近道かも知れない。平和ボケの国民は滅亡の道を着々と歩んでいると思うのは私だけであろうか?
かつて小沢一郎は金権政治の非難を浴びた時金丸信から53才で後継総裁をお願いされたらしいがこれを固辞して自民党を離れた。小沢一郎を悪く言う人が多いが彼の主張は終始一貫して変わらない。自ら茨の道を歩き雌伏10数年政治生命を賭して参議院選挙に臨み民主党の大勝に貢献した。体に爆弾を抱えているがとつとつとした話し方に彼の真実が語られている。若い党首でなくいぶし銀のように50年も寝かした古酒に本当の泡盛の味がする。人間もじっくり熟成して味が出てくる。
若さは宝であるが経験が足りない分ほろ苦いものがある。深慮遠謀は深い湖の底まで見える透明度と美しさを醸し出すようだ。