「遊び場ガーデン」でのバラ遊び、ご一緒にいかが?

バラの庭での庭遊びをお見せします!

バラ無農薬栽培の力強い味方 クサカゲロウ

2014-06-11 22:53:01 | バラ

バラの庭に化学農薬を使わなくなって久しい。

 ニンニク・唐辛子入り焼酎と、木酢液は用意してあるが、頻繁にまいたりはしない。

まあ、手抜きのバラ栽培というところだろうか。

気合が入るのは、冬の剪定・誘引と、冬から春にかけての施肥。

6月から10月には、庭は二の次三の次で、バラの生命力に任せざるをえない。

 

当然のことながら、虫は多いし、病気も出る。

今年はチュウレンジハバチは少なかったが、アブラムシが大発生。

牛乳をまこうか、砂糖水をまこうか、とこちらがオタオタしている間に、テントウムシがこれまた大発生。

さっさとアブラムシをたいらげてくれたんで、有り難かった。

テントウムシのほか、ヒラタアブやクサカゲロウの幼虫もアブラムシをエサとしている。

 

クサカゲロウの卵は、優曇華(うどんげ)と呼ばれる。

葉裏についた1cm前後の糸の先に、薄緑の粒がくっついている。

優曇華は仏教経典のなかに出てくる伝説上の植物らしい。

なんでも3000年に一度花をつけるんだとか。

でも、クサカゲロウの卵は、全然珍しくない。

毎年、どこかしらで必ず見かける。

 

クサカゲロウの成虫は、ホントに美しい。↓

透き通った薄青緑の翅なんかは芸術的だと思う。

左上に見えるアブラムシめがけて、飛んできてくれたんだろう。

このところの土砂降りに、隠れる場所はあるんだろうか。

軒下で雨宿りするなら、いくらでもどうぞ、と言いたい。

成虫は夜行性らしいから、昼間はあまり見かけることはない。

 

クサカゲロウは、「臭蜻蛉」なんだと初めて知った。

触れると、胸の所から臭い匂いを出すので、臭い蜻蛉なんだそうだ。

繊細で美しい姿から、てっきり「草蜻蛉」だとばかり思っていた。

もっとも臭いのは一部の種類だけらしいが。

 

幼虫はエラク大食いで、アブラムシをモリモリ食いつくし、アブラムシがいなくなると、エサがなくて死んでしまうらしい。

それを知ってからは、アブラムシをつぶすのをやめた。

手でつぶすより、テントウムシやクサカゲロウに任せた方が、あとがきれいでいい。

 

名前の由来に、ややイメージダウンは否めないが、大いに活躍して欲しい昆虫であることに変わりはない。

 

 


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