今年、ビンゴ・メイディランドの咲き方がおかしかった。
早咲きの、フランシス・デュブルイやバタースコッチよりも先にポチポチ咲き、とちゅう休んで、6月も終盤に入った今頃になって、やっと満開の姿を見せてくれた。↓
ビンゴは、日光が強い方が、より濃いピンクとなる。
また、咲き進むと、色が濃くなる傾向あり。
というわけで、今年は全体的に色が濃い。
ホントは、クレマチスのプリンセス・ダイアナ↑と一緒に咲くはずだったが、ややダイアナの方が早くなってしまった。
というより、ビンゴが遅すぎた。
ダイアナの葉の付け根に、小さい蕾のようなものが見える。
このまま剪定もせずにおいたら、どうなるんだろ。
ダイアナのように新枝咲きのクレマチスは、花が終わりそうになったら強剪定、がお約束だけれど。
剪定せずにおいてみようか。
アカンサスは派手な花ではないけれど、美しい葉と丈高く立ち上がる花穂は、重厚な存在感に満ちている。
太くて丈夫な根を持ち、根っこが少しでも紛れ込んでいると、そこから芽を出すほど生命力にあふれている。
と言うと聞こえがいいが、やったら丈夫でどんどん増える。
欲しい方、遠慮なくお申し出ください。
喜んで差し上げますから。
アカンサスは大きくなるから、十分な場所を確保しなくてはならない。
また、冬は強い霜にあたると地上部が枯れるから、かなり広い地面がむき出しなる。
ま、それはそれで、冬らしくていいんだけれど。
アカンサスの左側にあるのは、ハンゲショウ。
ハンゲショウの語源は、半夏生とも、半化粧とも言われる。
陰暦で夏至から数えて11日目にあたるの日が半夏生(はんげしょう)で、その頃に梅雨が明け、田植えも終わる目安としたらしい。
植物のハンゲショウは、ちょうどその頃、化粧をほどこしたように、半分白くなった葉が目立つようになる。
うまく名づけたものだと思う。
茶室に飾ったら、涼しげだろう。
それにしても、草が伸びるわ伸びるわ、枝葉が茂るわ茂るわ、草取り鎌も剪定ばさみも追いつかない。
風通しよくしてやらねばならないのに。