この冬、自作発酵肥料を作る余裕がなかった。
そこで、ボカシを少し作り、発酵油粕の玉肥、カニガラに、くん炭、ゼオライトなどを混ぜて施した。
鉢植えには、玉肥を、放り投げるように配って歩く。
玉肥は、雨にぬれると少しばかり臭う。
肥料のにおいは、ワタクシ嫌いではない。
どうやら、うちの外飼犬の「うっ君」も、いい匂いだと思ったらしい。
(冬は、洗わないので、汚れていてスミマセン)
散歩に出るとき、妙にバラ鉢に興味を示し、あるとき何かをガリッと噛み砕いたような気配。
あれれ、何かを口に入れたのかな。
わかった、発酵油粕の玉肥だ!
飼い犬に・・・肥料を食われた。
友人が、カニ肉を食べた残りのカニガラを庭に撒いたところ、「飼い犬にカニガラを食われた」とのことだった。
大笑いしたものだったが、うちの犬も同類だったとは。
以後、せっかくの肥料が犬の餌にならないよう、気をつけている。
まだ続きがある。
犬の散歩には、もちろんビニル袋を持参する。
犬の落し物を拾うためだ。
ところで、バラ鉢の表面に放り投げただけの玉肥は、水分を含むと徐々に崩れてゆく。
その崩れ方が、ちょと問題。
円筒型の直径がふくらみながら、長さがずるずる伸びる。
所々途切れたり、隣のとくっついたりしながら、形がゆるんでいく。
で、色は、油粕の茶褐色。
お分かりだろうか。
色といい、太さといい、途切れ具合といい、じつによく似ている。
どこぞの犬が、バラ鉢を選んで悪さをしたのかと思ったくらいだ。
おっと、あんまり想像し過ぎませんように。
庭を放りっぱなしにしたため、やらねばならない作業はいくらでもある。
こんな調子でも、季節が来ればバラは咲く。(たぶん)
ありがたや、ありがたや。