バラの多い庭なので、草花には邪魔にならない色、競合しない色、と心がけている。
で、自然に青い花、白い花が増えた。
黄色バラの近くには同系色の草花を合わせることもあるけれど。
青色の花には鎮静作用があるような気がする。
心を波立たせない。
ただ、穏やかな分だけ、緑に溶け込んでしまって目立たない。
遠目に目立つことを、青い花に期待してはならないということか。
ロベリアやベロニカ・オックスフォードブルーなんぞは、小花だけに、目の高さで、あるいはしゃがんで顔を近づける。
ロベリア
ベロニカ オックスフォードブルー
チョウジソウ(丁字草)は、奥ゆかしく咲く。
丈夫で手もかからず、秋の黄葉まで楽しめる宿根草。
繊細な色合いは、近づくと美しさがよくわかる。↑
たおやかな美人の風情。
が、少し離れると、なんだかぼやけてしまう。↓
丁字草のような花は、切花にしても存在感が薄いだろう。
切花にしようと思ったことはない。
青色系のバラにも、心引かれる。
ただ、青色系のバラは、たいていが弱くて、たまらない。
「強健で育てやすい」という説明は、まるであてにならない。
「青色系のバラにしては」という注意書きが抜けているに過ぎないのだから。
分かっていても、ついつい手が出る、愚かなワタクシ。
まわりでは、モッコウバラが花盛り。
道沿いのお庭から、こぼれるように咲く華やかなルテア。
よい香りを撒き散らす清楚なアルバ。
犬の散歩も退屈する暇がない。