寒風の中、陽だまりでハチがじっとしている。
アシナガバチだろうか。
アシナガバチは成虫で冬越ししないらしい。
つまり、この冬は越せないのだろう。
「城之崎にて」じゃないが、妙に静かな感じがした。
自然の大きなうねりに逆らわず、ありのままでいるのが潔い。
などと、ぼんやり考えていたせいか、どうも庭の作業がはかどらない。
今日は、鉢バラの植え替え3つ以上、鉢から地植えにするのが1つ、との予定。
で、最初に、8号ポットのフェアリーを、低いフェンスに這わそうと、午前10時ごろに作業開始。
植える場所は決めてある。
ところが、そこに穴を掘るまでが大変だった。
アップルブラッサムの太い枝が邪魔をして、なかなか穴を掘れない。
そこで、アップルの誘引を全部解いて、枝を全部倒し、場所を確保。
その間、ぶっとい枝を押したり引いたり、葉をむしったり。
迷いながらもノコギリで切ったり、思わぬところで枝が折れてがっかりしたり。
細い剪定枝やむしった葉は下に落としたまま、切り取った太い枝(直径1.5cm以上)だけを片付けた。
1本の枝が長いので(1m~3m)、袋に入れるだけでも力がいる。
やっと穴を掘るまでにこぎ着けたのは、午後の2時。(昼食なし)
もう、精魂尽き果てて、植えるのは明日に順延とあいなった。
12月7日の今日も花をつけている、ザ・フェアリー。
この植え替えぐらいすぐできると思ったのが、甘かった。
いったい私は、今日、何をしたんだろう。
一鉢も植え替えのできない一日でした。