トラが3びき。+ぶち。

トラ年の人間2ひきとトラから名前をつけた犬(ワイマラナー)1ぴき+ぶち(イングリッシュポインター)1ぴきのおはなし。

訓練5回目。

2014年02月20日 | 訓練部屋

先日の訓練は初めてどいなが参加することができました。
というわけで、初めて写真付き。

今回は、そもそもの目的である散歩中に犬に吠えかからない練習の第1回目。

先生と近くの大きな動物病院で待ち合わせをして
そこにやってくる犬や外待合で待っている犬の横を散歩する練習です。

まず、病院の駐車場で車から降りて大大大興奮!のクマルを見てトレーナーさんはちょっと驚いている感じでした。
ここまですごいか~って感じ。

クマルはいつも車から降りると、何か楽しいことがあると思っているのか興奮しています。
それにくわえて、病院の隣で知らない犬たちの匂いがすごくしているのでしょう。

ひゃんひゃんひゃんひゃんずーーーーっと吠えて、リードを長く持っているとぐるぐるうろうろ吠えながらまったく制止が効かない状態です。

やはり大切なことは1にも2にもとにかく!

落・ち・着・けーーーーーーー!!!!ってこと。

でも、こっちが焦って「落ち着いて!落ち着いて!」あたふたあたふたとやってもますます逆効果。

こちらはこれでもかーーーーっていうくらい冷静にクマルの興奮度合いと反比例して冷静に努めます。

まずはリードを短く持ってクマルをうろうろさせない。
おすわりさせて立たせない。
ひゃんひゃん言い続けるクマルにおやつの匂いをかがせ、鼻を使わせておやつをあげる。
最初は立て続けにおやつをあげて、徐々におやつをあげる間隔を延ばしていく。

この、座らせておやつをあげて落ち着かせるという行為がいままで私がやってきたことと正反対でした。

クマルが興奮しているとき、ある程度クマルの好きにさせてうろうろさせて発散させたほうがやがて落ち着くのかなと思っていたこと。
こういう時におやつをあげるとご褒美と勘違いして、この状態が良いと思わせてしまうのでは?と思っていたこと。

おすわりさせて動きをまず止めるというのはまぁそりゃそうかと思うのですが
おやつをあげるというのは意外でした。

トレーナーさんによると、犬は匂いをかいで物をごっくんと飲み込むことで気持ちが落ち着く、のだそうです。

なぁるほど~。
そう言えばシーザーミランも犬に鼻を使わせるというのがすごく大切といつも言っていますね~。

と言ってもクマルのこと、そんなに簡単に落ち着くかいな!

この状態で犬に会わせたら大変なことになります。

というわけで、動物病院とは反対方向の公園へまずは向かいます。
しばしきちんとリーダーウォークさせることで、ここでもいつもと同じように私の言う事を聞くんだよというメッセージを伝えるために。

さあ、みなさん、本邦初公開クマルが私に従って歩いている姿ですよ~。
ハンカチの用意はいいですか?

なんて。






動画じゃないから分かりませんね・・・
今度機会があったら動画を撮りたいと思います。

この時はクマルちょっとまだ興奮気味でした。

そして、公園へ。



ここでも座らせておやつごっくんで落ち着かせます。





動物病院へ向かう道でも、たびたび座らせておやつ。

そうこうしているうちにだんだん落ち着いてきたクマル。

この後、動物病院の前で犬と何度もすれ違う練習をしました。
まだ座ったまま犬をやり過ごすというのはできませんが、すれ違うのは後半はかなりいい感じで落ち着いてできました。

連れている私の態度も重要で、クマルが犬のほうに行きそうになっても落ち着いて堂々と
絶対に私の左側からクマルを自由にさせないという態度が必要だし
できたときには大げさくらいクマルを褒めてやることもしました。

最後には吠えかかってくる犬にも吠え返さず、トレーナーさんも実はもっとできないかと思っていたと言う出来栄え。

今回うまくいった要因は

1、かなりの時間をかけて最初に落ち着かせたこと。

これが普段全然できていないところです。ドッグランでもどこでも着いたらすぐに目的地へって感じでやっちゃうので。
こちらが焦らず時間をかけて逆方向へ進んででもまずは落ち着かせるというのが一番大切なんですね。

2、普段リーダーウォークをしていること。

普段からリーダーウォークをしていると、クマルは「あ、ここでもアタシの好き勝手できるわけじゃないんやな」って思ってくれそうです。

3、スパイクがきついこと。

これは要因としては、あんまり挙げたくないんですが、いまはスパイクチェーンのサイズをかなり絞めているんですよね・・・
だから、言う事聞いてるんじゃないかと、、、

もちろん、トレーナーさんの判断でいまはそうしているので、この状態でコントロールが効くようになったら
徐々に元に戻していくことになると思います。

本当に、スパイクチェーンを緩めることができる時が来るのかなぁ???といまはまだ半信半疑です。

次回までにクマルを誘惑の多いところ(駅前の雑踏など)でも、じっとお座りで長時間いられる練習をしましょうとのことでした。
それと、犬とすれ違う機会をできるだけ作ること。いままではできるだけそれを避けてきたので怖がらずにどんどんやっていこうということです。