ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

アメリカンな一日/メモリアル・デー

2009年05月29日 | イベント
毎年5月の最終月曜日は、“Memorial Day”と呼ばれるアメリカの祝日。元々、アメリカの南北戦争集結に際して、戦争被害者を偲んだことに端を発するこの祝日は、現在ではアメリカが関係したあらゆる軍事作戦等での犠牲者を追悼する重要な日で、オバマ大統領の演説に始まり、米軍関係者には各施設の入場料がタダになったり特別サービスが提供されたりする。

また、戦没者のみならず、広義に亡くなった人全般を偲ぶ日としても捉えられていることから、一年で一番お墓が美しく飾り付けられる季節なのだとか。

さらに、5月の終わりは陽気が良くなり、初夏を迎えることを喜んで、多くのアメリカ人はこの日にBBQをするのが慣わし。

とのことで、友人(私と同い年にして戸建て住宅!)に招かれ、アメリカンなBBQを体験してきた。肉を焼くのはダンナさんの役目なのか、彼は食品温度計まで持ち出して、家の裏にある庭に設置された(かなり本格的な!)グリルの前に仁王立ち。その他、ポテトサラダ、茹でたとうもろこし、スイカのスライスがドカンと並んでディナーの始まり。

そのボリュームに圧倒され、また丸々一本供されたとうもろこしをどうやって食べるべきか思案していると、みんな手づかみでガブリ。アメリカの、少なくともBBQにはテーブルマナーは不要なのね。素朴な料理ばかりだけれど、どれも初夏の風味でおいしく、ダンナさんが付き切りで焼いてくれた肝心のBBQもジューシーで美味しかった。

アメリカ人の常なのか、初めてのお客は家を案内されることになっていて、お庭や2階、ダンナさんの趣味の部屋と化している地下室などを案内される。家自体は築100年近いらしいけれど、手入れが良くされていて、とてもステキ。

ダンナさんと任天堂のWiiでボクシングやボーリング・ゲームで対戦。が、夫婦揃って完敗(涙)締めくくりはこれまたアメリカン・サイズなイチゴのショートケーキとお茶を頂いてお暇する。人々の生活が垣間見られる“お宅訪問”はやっぱり楽しい(笑)

※写真はグリルされたチキンにBBQソースが掛かっているところ。ボリュームたっぷりだけど、おいしくてペロリと食べられる。

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