ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

日米友好歴史公園/the Japanese American Historical Plaza

2010年04月13日 | 地元事情
4月10日(土)、お昼からお花見に行ってきた。

英語母国者を1~2年、英語教師として日本の教育機関に派遣する、日本の外務省(文科省も?)のプログラムがあるのだけど、ポートランド近郊に住むその元参加者たちによる団体(JETAA)が、参加者同士のコミュニケーションのほか、ポートランド在住の日本人や日本に興味のある現地人などとのネットワーク作り等にも力をいれ、様々なイベントを行っており、今回の花見もその一環。

会場となった“the Japanese American Historical Plaza”には、100本に上るソメイヨシノが植えられているのだけど、すっかり花は散ってしまっていた(涙)それでも有志らが集まり、ポットラック(持ち寄り)形式でランチを食べることに。

なお主催者の手配で、日系人らによる歴史保存団体“Oregn Nikkei Legacy Center”のボランティアの人が、公園を案内してくれることに。

ボランティアのジョンさんは、お父さんが日本からサンフランシスコに渡ってきた日系2世で、第二次世界大戦中には、日本人および日系人隔離のための収容キャンプで少年時代を過ごし、アメリカ生まれの7人のお兄さん達は、欧州戦線などでアメリカ兵として戦ったそう。

公園は、1990年に歴史保存団体やポートランド&札幌友好姉妹都市団体など、日米の各関係機関が協力して設立。公園に設置されている石碑には、各世代の日系人の詩が英語や日本語で掘られており、特に収容キャンプ時代の過酷な生活ぶりが偲ばれる。

ウィラメット川沿いの市民公園“Tom McCall Waterfront Park”の中にあり、天気の良い日には、大勢の市民が集う場所で、我々も何度も通っているのに、これらの石碑やその意味については全く気が付かなかったため、今回ジョンさんにお話を聞くことが出来、とても貴重な体験が出来た。

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