2年ぶりの投稿に、自分でも驚く。
しかもこの曲を選んだのは他でもない、故チェスター・ベニントンの命日でも誕生日でもない。
何も、なんでもないのだけれども、急に聴きたくなって、急に解釈が湧いてきた。ために筆をとった次第です。
チェスターが亡くなった時は「In the End」の和訳を載せました。
なんでもない今回は2007年リリースのアルバム「Minutes to Midnight」に収録されているこちらの作品。
「Shadow of the Day」
MVのストーリー、サウンド、シンプルな言葉。Minutes to Midnight自体のテーマがこういう感じではあるのだけども、
悲しいかな、人類というものはいつでも同じ過ちを繰り返すのです。
シンプルで優しい優しいチェスターの言葉を一部深堀り解釈してみました。
深堀内容は和訳の下記に載せます。
「Shadow of the Day」
上からガラス窓を下ろして
両サイドの鍵を閉める
両サイドからカーテンを引きずって
立ち去るよ
そう時々 答えがシンプルじゃない時もある
時々 さよならしかない時もあるんだ
そして
君のために陽は沈む
後に今日という日の影がやってきて
灰色の世界を抱きしめてしまうから
だから
君のために陽は沈む
~~
「君のために」陽が沈むのは、灰色の世界を影(夜)が覆うから。です。ここまでは解ります、うん。
一見ほんの少しばかりの希望や救いを感じそうなんだけど、灰色の世界を覆うのはあくまでも「影」なんです。灰色の世界を照らす光ではない。
陽は沈んだ後、夜が来ます(当然)
そして私たちは眠りにつきます。たぶんそこです。
ここに在るのはおそらく純粋な、せめてもの『祈り』です。
『目的』はない、
ただそこに在る『祈り』。
せめてもの『おやすみ』。