コーリニアアンテナ製作方法を全面改訂します。これまでいろんな方と話をして、より作りやすく再現性のあるコーリニアを目指しました。
現段階では、430MHzのコーリニアの再現性は確認できていて、他のバンドも確認中です。
一旦、公開させて頂き、分かり辛い点等を改定したいと思います。
本画像をダウンロードまたは拡大すると文字がはっきりします。
★1200MHzのマッチング部のサイズは、1cmと訂正予定です。
各バンド各部のサイズ一覧
このサイズで製作してください。430MHzより低いバンドならば±1mm程度は許容範囲です。②③は、サイズを同じにしてください。
エレメントが記入されていないのでしょうか?
はじめまして。
皆さんからのご指摘を取り入れてより良いマニュアルにしていこうかと思っています。ご指摘、ありがとうございます。
トップエレメントは、単線のSWR調整用のヒゲのことですよね?
ここ制作方法では、それを使わなくてもSWRが落とせるような数値になっています。それが、マッチング部のサイズ(長さです)
いろんな方に作って頂いていますので・・製作してみてください。
ご返答ありがとうございます。
http://blog.goo.ne.jp/diw/e/5f8860041f543ad1b7d7f136599786a3
も参考にして下さい。製作上の注意点がかかれています。
最初は、4段くらいで製作して、段数を増やすと確実に作れます。
興味深い記事を公開して頂きありがとうございます。
早速、5D2Vで2mの3段を作ってみました。
SWRはばっちり下がり(45+j0:1.5>≒1MHz)、使用上問題ないのですが、今のところ、普段使っているモビホ(5/8x1)と比較して、同等の性能です。
エレメント等の長さもほぼ指定の長さになっており、(スタブは1/4の40%程度)変な動作にはなっていないと思うのですが、何か考えられる原因はあるでしょうか。
今、一つ気になっているのは、釣竿の中に入れているので、釣竿にカーボンが入っている可能性があるのかなと思っています。
お気づきの点などあればご教授ください。
実はこのような質問を頂くことも多いので新たに記事にしようと思っていました。
コリニアの基本にもどります。1段の垂直系のアンテナは真上方向を除けばほぼ180°電波を放射しています。
しかし、上方向の放射は交信に使われない電波が多いわけです。そこで多段にして無駄な上方向への放射を抑えようとしたのがコリニアアレイの考え方です。
http://blog.goo.ne.jp/diw/e/751c49367715c76f3ef1d332f6499a07
に市販GPと8段コリニアのパターン図(一番下)をいれてあります。コリニアの特徴を明確に表す図です。
つまり水平線方向に近い伝搬距離が延びるのが特徴です。なので比較実験を行うならば出来るだけ建物のない川の土手のような場所で実験して頂くと違いが分かります。
逆にいえば高角度で落ちてくるビル反射等の電波は弱くなります。
masyさんの作製されたコリニアは数値的に書くならば3-4dB水平方向(低い角度の)の飛びが良くなってます。3-4dBというのは正しいSメータでは信号が1も変わりません。更にSSBでは全く違いは分からないです。
実は無線機のリグのSメータでは絶対的数値の比較が出来ないので比較した記事は
http://blog.goo.ne.jp/diw/e/dfe9ff10e56ab054288a08689e4b3bfd
です。
・段数が多いと明らかに強いことが分かります。
・また上方向からの電波は変わらないことも分かります。
コリニア製作マニュアルをご覧になってコリニアの製作をされた長野局からもレポートを頂だいています。6段の2mコリニアを製作されました。
(山越え相手局から)『自作アンテナよりも市販のアンテナの方が飛ぶんじゃない?』といわれて切り替えた所、コリニア55から市販41になって『すごい!!』とビックリされたそうです。
コリニアの低角度の山岳反射波がピタリと相手局と一致した例です。
コリニアの特性を生かせる設置や交信を心がけると奥の深さが分かってくると思います。
色々試してみて下さい。
ハムフェアで出展しますので、来場の予定がありましたらお立ち寄り下さい。
>10段の方が感度が良いのですが何故でしょうか?
原因はふたつあります
まず
感度が良いとはどういう比較で結論付けていますか?
例えば下記のブログのように概算20kmおきに100〜200km先までSを比較しての結論でしょうか?
下記の結果をみると段数が多いほうが確実に上です
特に段数の少ないアンテナで聞こえない電波を拾っています
https://blog.goo.ne.jp/diw/e/7b3f06b804b044bb90463058706ed662
まずはその点をご留意下さい
下記はユーザ様からの比較結果の例です
『JI1AQY 堀内です。
今日6m&downとField dayの賞状が届き、お礼していない事を
思い出し、メールさせていただきました。
どちらも430MHz CW部門で全国優勝することができました。これは同軸コリニアの
絶大な性能によるもので、大変ありがとうございました。
状況をお伝えすると、まず6m&downより前は10段同軸コリニアとX520を併用しておりましたが、
切り替えて比較すると、遠方の局でも相手によってはX520が強いことがありました。
そのため、6m&downは、20段同軸コリニアとX520の両方を持って行って切り替えて使いました。
ところが、遠方の局は100%
20段同軸コリニアが優位でした。近い局はX520の方が強いことが
ありましたが、同軸コリニアでS7~8の局がX520でS9+になっても混信が強まるだけで
コンテストでは何もメリットはありません。
途中からは、切り替えをやめてずっと20段同軸コリニアを使用しておりました。
そのような結果だったため、Field dayは、X520を持っていきませんでした。
ただし、ものすごく遠方(3や5エリア)は、20エレ八木の方が優位でした。
とはいえ、八木はビームが一致した時だけですので、全方向に対して飛ぶ
同軸コリニアはすごいです。
』
近いところは段数の少ない方が信号が強いのです。これがひとつ
上記のように正しく測定した結果で19段が聞こえないのであれば
19段が正しく製作されていないということになります
参考として下さい
返信有り難うございます。比較はGP(X-5000)との比較で主にローカル局(2-30km)です。10段ではSが1-2GPが上で19段はさらに1-2下がります。10段19段奏法とも432MHZでSWR1.1位です。まだ遠距離試していないのですがよく考えてみると給電点がかなりGPより低いので(19段は長い分更に給電点が下になる)それが一番の原因かなとも思います。いろいろな使用結果の資料ありがとうございます。更にいろいろ検証しようと思います。ありがとうございました。