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430MHz 20段同軸コリニアアンテナ完成!(多段復活)ミス修正しました

2021年03月07日 21時47分22秒 | 同軸コリニアアンテナ

2019年から2020年末にかけて山岳移動では同軸コリニアアンテナは段数が少ないほうが良い(8-10段)が持論であった。

更にはアマチュア無線機器工業会の資料で「高利得なアンテナは指向性が鋭くなる。山岳移動では高利得なGPアンテナはなるべく避ける」のが良いと結論付けられている

昨年、ダウンチルト技術を完成させて要望を頂いた局に提供を行ってきた。そこからフィードバックされた情報を元にアンテナの改善を行った。

その結果、山岳移動であっても段数が多いほうが有利なアンテナを完成することが出来た!

それが下記の写真「430MHz 20段同軸コリニア」だ。今回は20段だったが次は40段に挑戦してみるか?

10段との比較ではSで1-3強くなることがわかった。

[8mポールへ取り付けた、430MHz 20段同軸コリニア]

上記アンテナの特性は437.5MHzで共振し下記の特性を持っている。Rs=50は429,430.5付近、Xs=0が437.5付近だ

正にダウンチルトタイプの特性曲線を持っている

「魑魅魍魎」

近年430MHz移動運用では三脚にアンテナ取り付けてリグ直付「ケーブルロス最低限」にして運用される局が殆どだ。

一体誰がこんな迷信を流布した?伝搬の原則はどこ行った?

かつてモービル移動中心だった頃は3エレ八木でも出来るだけアンテナを高くと移動用ポールに取り付けたものだが。

20段のテストついでに実験してみた。下記の写真は433.16MHzの同じ移動局を20段コリニアで受信した際のSの変化だ。

左はSが触れてないS1、右はS3となっている。左は給電部高さが125cm、右は200cmだ。

アンテナ高さは75cm異なるだけだ。つまり75cmの高さの違いでSが3つも違っている!

物知りな方ならばハイトパターンの影響だ!とか意見はあるだろうが実はこれどこの移動地で実験しても変わらない。

アンテナが地面に近いとその影響で減衰が大きいのだ。

三脚にアンテナを取り付けて便利に使う分には問題ないが

失っているものも大きいことをわかった方が良い!このDG-G7は非常にSメータが厳密に6dB刻みで作られている。

75cmのアンテナ高の差でゲイン20dBを失っている!

busy点灯とS3との差は約10dB!Sメータを見れば明白だ。(ミス修正)

「ケーブルロス最低限」かつ「地面影響起因の減衰最大」これが三脚、リグ直付の真実だ!

ま、ループアンテナ信者はこのブログは見ないから書いても意味ないか?

場所やロケ、周波数帯により受信強度が上がるアンテナ高には違いがあります」