旧「澄空」

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東本願寺修復工事

2008-08-29 | 京の社寺

2008.7.28、東本願寺の御影堂門(1911年再建・高さ27メートル50センチ・幅20メートル70センチ)です。御影堂門の後ろに見えるのは修復中の御影堂(1895年再建)の仮屋根です。2004年の4月から工事が始まってもう4年近くこの修復屋根があるので、見慣れた光景になってきました(^^ゞ


1895年再建の阿弥陀堂(左)と御影堂の仮屋根。御影堂の修復が終わった後、今度は阿弥陀堂を修復するため仮屋根はズルズルと横移動してくるそうです。そのため東本願寺の修復が完全に終わるのは2011年の親鸞聖人750回御遠忌になります。(この遠忌、「おんき」と読むのだと思っていたら真宗大谷派は「えんき」と読むみたいです。)

東本願寺の伽藍が全て明治築と新しいのは、江戸時代の75年間に4度の焼失と再建を繰り返しているためです。この「東本願寺」ならぬ「火出し本願寺」の話も興味深いですね。



オマケ

東本願寺の蓮

清水寺

2008-08-25 | 京の社寺

2008.7.20、北法相宗音羽山清水寺に来ました。↑はおなじみの本堂(国宝)です。
緑の勢いが夏ですね。


珍しい?角度から本堂


御池通の鴨川辺りからみた清水寺三重塔(高さ30メートル20センチ)と仁王門(高さ14メートル20センチ)。
ここから清水寺まで直線で2㌔ですが、感覚的には結構遠いので見えることがわかってでした。
三重塔の左に見える特徴的な茶色の建物は京都市立有済小学校の太鼓望楼です。1876年作とのことなので結構古いものですね。

嵐山のカピバラ

2008-08-22 | 
街並とか歴史とか、そういう記事が続いているのでたまには違う記事も(^^ゞ


2008.8.17、PM6:50、日が落ちて薄暗くなった嵐山渡月橋を渡っていたらカピバラ?が保津川にいました。


一瞬、「カワウソかな」と思いましたが、四国以外では絶滅しているそうなので、やはりカピバラでしょうか?事典には「カピバラは水辺に住み朝夕活動する」とあり、今回の状況と一致します。ただ南米原産とのことですが(^^ゞ

追記:ひこぷー氏の指摘により、この動物はヌートリアっぽい可能性が高まりました!


ちなみにこいつによく似た動物を山科川でも目撃しています。

祇園祭山鉾32基!

2008-08-18 | 
2008.7.17、祇園祭の山鉾巡行を見に行きました。
最初の鉾が通ってから最後の32番目の山が通るまで約4時間、真夏の太陽の下で楽しめました。


1長刀鉾。毎年山鉾の巡行の順番は籤(くじ)によって決まりますが、長刀鉾は例外で毎年常に先頭を行きます。


2孟宗山。孟宗さんが筍を持っています。


3油天神山


4保昌山。藤原保昌(ふじわらのやすまさ)が和泉式部のために紫宸殿の梅を折ってくる様子をあらわしています。


5函谷鉾(かんこほこ)。山鉾巡行はもともと女人禁制ですが、この鉾には女性が乗っています。


6太子山。後ろを向いているのは聖徳太子です。


7四条傘鉾。


8占出山。胴掛に天橋立が描かれています。


9鶏鉾。鶏は平和の象徴とのことです。


10白楽天山。胴掛はフランス製です。


11霰天神山(あられてんじんやま)。永正年間(1504~1521)に京に大火があった際、空から霰(あられ)と天神が降ってきて火が火がおさまった故事をあらわしています。


12山伏山。昔、傾いた八坂の塔を法力で直した山伏を載せています。八坂の塔は好きな五重塔なので感謝!


13月鉾。飾ってある絨毯はインド製とのことです。


14芦刈山


15綾傘鉾。
後ろに2006年に新築された京都市立京都御池中学校の校舎が見えます。

16蟷螂山

今から400年以上前の洛中洛外図上杉本(国宝)にも蟷螂(とうろう、かまきり)がいて感動しました。
↓コレ



17菊水鉾。唐破風の屋根が印象的です。


18木賊山(とくさやま)。翁が木賊(シダの一種)を刈る鎌を持っています。


19伯牙山(はくがやま)。中国、周の人伯牙が自分の琴を理解してくれた友人の死を聞き、今にも琴の絃を断とうとしています。


20郭巨山(かっきょやま)


21放下鉾


22岩戸山。室町時代に改造されたため鉾の形ながら山を引き継いでいるそうです。


23船鉾。船首の瑞鳥「鷁」(げき)は1760年の作とのことです。


24北観音山。厄除けの柳を垂らしています。


25橋弁慶山。牛若丸と弁慶がいます。


26黒主山。桜が咲いています。


27八幡山。よく見ると鳥居の上に鳩がいます。そういえば洛北の三宅八幡宮には狛鳩がいますね。八幡信仰と鳩は縁があるのでしょうね。


28鈴鹿山。前掛には駱駝の絵です。


29役行者山


30鯉山。登竜門の様子ですね。洋風の絵は16世紀のベルギー製の織物(重文)でトロイ戦争を題材としています。


31浄妙山。平家物語の宇治川の合戦の様子を表しているため橋には矢が刺さっています。担手はみな外国の方ですね。


32南観音山


33京都府警山。最後に走り去っていきました。

奈良研修2・夜の東大寺

2008-08-15 | 奈良

夜の東大寺にやって来ました。↑は1709年再建の大仏殿(国宝)です。大仏殿の高さは、東大寺発行の資料によると48メートル74センチ、マイペディアによると47メートル50センチとのことです。


南大門(国宝)。門の奥に大仏殿が見えます。


金剛力士阿行(国宝)


金剛力士吽行(国宝)

闇夜に浮かぶ金剛力士像は昼に見るより威厳がありました。

奈良研修1・興福寺

2008-08-11 | 奈良
2008.7.10、大学の授業で奈良にやって来ました。


法相宗大本山興福寺五重塔(国宝)です。
この五重塔は1426年築、高さ50メートル10センチとのことです。


旧称が山階寺(やましなでら)といわれていたことから、興福寺は京都市山科区の山本石材店本店あたりに前身があったといわれています。


奈良っぽい。京都の社寺に鹿はいませーん。


ホテルフジタ奈良から見た興福寺五重塔。


夕食の後にも訪れました。


1415年再建の東金堂(国宝)


なかなか荘厳



前回奈良に来た時も大学の授業でした。


ひとこと
先日から始まったグーグルマップで街並の様子が詳しくわかるストリートビュー機能。ようこんな細い道の様子まで撮影しているなー、と思いました。で、さっそく使ってみた所、地図に載っていない小さなお店を探すのに大活躍でした!もうこの世はグーグルなしではやっていけませんね(苦笑
ただ京都の実家や東京の従姉妹の家までくっきり写ってました

大阪湾クルーズ

2008-08-04 | 大阪
パソコンのハードディスクを整理していたら、今年の1月に行った大阪湾クルーズの写真が出土したのでその記事です。
クルーズっていっても「大阪周遊パス」っていう周遊切符を使っているので、実質100円か200円くらいで乗船できます。


船上からは超高層ビルやら大型船やら工場が見える萌な眺めが楽しめました。
一番右は現時点で日本一背の高い超高層マンションのクロスタワー大阪ベイ(地上54階・高さ200メートル35.5センチ)です。


右手前から海遊館、天保山大観覧車、阪神高速5号湾岸線、奥には梅田の超高層ビル群が見えます。


コンテナ船と対航しました。


こんな夕日も見えました。


天保山に帰港した後は夕日を眺めました。
左には大阪市が建設した日本で二番目に背の高い超高層ビル、WTCコスモタワー(地上55階・高さ256メートル)が見えます。


PM16:56、大阪湾に太陽が沈みます。


PM16:57、太陽の動きは水平近くだとすごく速く感じます。

愛宕山の千日詣り

2008-08-01 | 京の社寺

2007.3.21、京都市右京区の広沢池の夕焼けです。右には京都市の最高峰、標高924メートルの愛宕山が見えます。
愛宕山は山頂にこぶがあるのでどこから見てもすぐ愛宕山とわかります。


その愛宕山の山頂には防火の神として信仰される全国800の愛宕神社の総本社があります。
毎年7月31日から8月1日未明にかけてこの愛宕神社に参拝すると千日分の功徳があるという千日詣り登山が有名です。


京の台所では千日詣りで授与された火迺要慎(ひのようじん)の愛宕神社のお札をよく見かけます。


愛宕神社に行くには結構本格的な登山をしなければならないんですが、山道ではいろいろ見れて面白いですよ。
写真は保津川ボート下りの様子です。


1929年に開業したものの1944年に太平洋戦争の影響で廃線となった幻の愛宕山ケーブルの廃墟駅舎も見れます。


比叡山や東山三十六峰も見れます。(奥の山々)


遥か70キロ東方には雲海に浮かぶ滋賀・三重県境の鈴鹿山脈の御池岳(標高1247メートル)が見え、


80キロ先の伊吹山(標高1377メートル)も見えます。


山道からの眺望もなかなかです。広沢池が見えますね。


桂川も見えます。


千日詣りは7月31日から8月1日未明にかけて行われるので夜は山道に明かりが燈っています。
愛宕山に夜間登山できるのは一年にこの時だけなので夜景を見に登ってみるのもいいかもしれませんね。
ただホントに本格的な登山となるので注意してくださいね!

以上、去年に父が撮った写真を何枚か使って愛宕山の紹介でした!


愛宕山からの眺望の大きな写真(クリックで拡大します)