神の絶対的超越性および全一性を前提として論理的整合性を追求すると以下のよう公理系が成立します。
①人による神の認識不能
②神の全行為の無条件受容:全ての事象は神の計らい
③神以外の全ては被造物
この公理系からは
❶人はいかなる場合も神を認識できない
❷全てはあらかじめ決定されているとする予定説
❸コーランは被造物にすぎない
これに
❹ ②の補助公理として、全ての神の行為 . . . 本文を読む
本質をテーマにして通時的議論を行う場合に、イスラム哲学(とりわけイブン・シーナ,ガザーリ、イブン・ルシュッド)についての言及無しで進めることが不可能であることは言うまでもありません。
しかしその理解は往々にしたスコラ哲学のフィルタ―(アヴィケンナ、アルガゼル、アヴェロエスと言う名称の下での理解)を通してのものであり、イスラム思想史に即したものでありません。以下のような事項は西欧側の視点から往々 . . . 本文を読む