Invalid Life

「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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手紙って赤かったっけ?

2007年09月19日 00時25分51秒 | 映画・DVD・テレビ番組
red letters

松田賢二、筧利夫主演のサスペンス映画。

期待してなかった分、楽しませて貰いました。今回はDVDレンタルで見たんですが、おまけの初日舞台挨拶も笑えました。途中、何とも言えない微妙な空気が流れてますが。

劇中では美人ではないと思った女優さんも、舞台挨拶で見ると物凄く美人だったりして、やっぱ違うよなぁと思っちゃいました。舞台挨拶を見る限りでは、出演されている女優さんは結構レベルが高いと思います。最後に出て来る谷村美月さんも可愛いし(ロリコンじゃないよ)。でも本編は殆ど主演の野郎二人しか出てないのが残念です(そうです、女好きですよ)。

本編は、監督自ら編集しているようですが、なんか効果(何の効果かはわかりません)を狙っているっぽい編集だと思うのですが、すべっているような気がします。

全体的には、主演二人の芝居の上手さで持っているような感じがしました。それは最初から織り込み済みだとは思うのですが、それに対して何かがもう後一押しあればっていう気になりました。

照明なのか、撮影方法なのか、それとも別の何かなのか、殆どが廃墟の団地の一室を舞台としているのですが、どうも安っぽく見えるというか、素人撮影っぽく見えるんですよね。現実感がないというか。それを狙ったわけではないと思うんですよ。冒頭の外界での撮影は結構良い発色だと思ったし。DVD化になった際の色み調整とかの問題なんかぁ。

監督が脚本も兼ねてやってるので、脚本段階での粗みたいなものが撮影段階で消化し切れてないようにも思えました。商業映画の場合なら、脚本家や監督は複数いてもいいと思うんですけどね。それに映画は監督のものだっていう認識も、そろそろ捨ててもいいような気がします。そういう映画を否定するんではなくてね。そうじゃない映画もあっていいと思うし。それは映画じゃないっていうのなら、別の表現方法として出て来てもいいけど。

監督というのは専任プロデューサー的な感じで、演出担当は演出家が行うっていうのでええんとちゃうかなぁ。僕がもし今映画を作るなら、予算担当、製作進行担当、演出担当とかってわけて、全ての決定権だけは自分が持つっていう形にしますね。

あ、いつものようにまた話が逸れてしまいましたが、なんか楽しめたのかそうじゃないのか、自分でもよくわからなくなってきました。

そうそう、松田賢二さんは二回ほど変身します。そう、斬鬼に。いや、マジで。DVDでのお楽しみやけど。