Invalid Life

「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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ラストクリスマス

2004年10月12日 00時48分13秒 | 映画・DVD・テレビ番組
織田裕二氏のドラマは大抵見ている。っていうかデビュー映画以外は全部見ていると思う。
個人的に好きなドラマは
「あの日の僕をさがして」
「ロケットボーイ」
「振り返れば奴がいる」
「あいつがトラブル」(これは南野陽子ファンだったからなんですが……)
ですね。

「正義は勝つ」や「真夜中の雨」は惜しかったなぁっていう印象が強かった。最後の締めが悪いというか、織田ドラマ(彼はこう言われるのは好きではないでしょうけれども)は掴みはいいけどオチが悪いっていう印象が凄くある。「お金がない」もそんな感じだし。なので最後までちゃんとしたのは印象に残るし大好きなのである。「ロケットボーイ」は途中がヘルニアの為に「踊る大捜査線」になってしまったけどね。このお陰で踊るの第二弾の映画化が決まったような気がするけど(フジテレビに義理立てっていうか埋め合わせをしたのか)。

今回の「ラストクリスマス」でありますが、感想としては織田裕二が出なくてもよかったんだはないのかってことですね。悪い意味で織田臭さがないんですよね。織田裕二の代わりに他の役者が出ても違和感がないと思ってしまいましたよ。

いきなりラストシーン前からの始まりで、相手役の女性は死ぬのかな、なんていう想像をしていた私が間抜けに見えてしまう展開が終盤間際まであり、最初にそう思ったことを忘れていた時に出ましたよ死の影が。うわっちゃー、ベタな展開にしてるなぁ。生きてても死んでてもね。もうこれは単純なお涙頂戴ドラマにしたいんでしょうか。

織田裕二氏は以前に「東京ラブストーリー」は途中でどう演じていいのかわからなくなって、演技を捨てたなんていうニュアンスのことをテレビとか雑誌のインタビューで答えておられたんですが、今回のドラマはその時のスタッフ(プロデューサーだったかな)だそうです。また織田裕二氏が演技を捨てる時が来るのかどうかを楽しみにして見ろってことなのかと勘繰りたくなるような印象を持ってしまいましたよ。

織田裕二氏は「東京ラブストーリー」でのトラウマみたいなものを消し去りたくて、敢えて同じ匂いのするドラマに挑戦したのだろうか。「東京ラブストーリー」の某主演女優(主人公役は織田裕二氏ですが)の問題で、自分が出演するドラマは全部自分が主役あるいはコントロール出来る立場にいたいと思ったそうなんですが。それが嫌われる原因ともなる織田ドラマ臭さを放っていたと思うのですが、今回は本当にその匂いがしないのは、当時と似た環境でやりたいという表れなのだろうか。

私は「東京ラブストーリー」は好きな部類なんですけどね。実は織田裕二という役者が出ているドラマを期待して見るようになったのは「東京ラブストーリー」以降からだったんですよ。それまでは、何か引っ掛かる役者だったのは確かで、それで出るドラマは見てみようって感じだったんですが、「東京ラブストーリー」の後からは彼の出ているドラマは是非見なければっていう風になりました。

まぁ文句を言いながら次回を期待しているんですけどね。

主題歌はね、まあ、なかったことにしましょうよ。皆さん大人なんだから(何)。
ワムはね~、懐かしいよな~。アンドリュ~。