木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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インターナショナルスタイル(国際様式)

2009年11月24日 | 工業デザインとは(相談室)
<ミースのレイクショアドライブアパートとバルセロナチェア>


◆インターナショナルスタイル(国際様式)
63:【デザイン相談室】第63発


 こんにちは!
 デザインコンサルタントの木全(キマタ)です。一般の方に向けて工業デザインのエッセンスについて書いたり、デザイナーとの付合い方などについて書いています。御相談がありましたら、コメントをくださいね。コメントによるご質問には基本的に無料でお答えいたします。

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モダンデザインの最終的な目標

 バウハウス(モダンデザイン教育を確立した伝説のデザイン学校)は、モダンデザインの最終的な目的は建築だとしています。

 建築はどの地域でも象徴性を担わされ、装飾的で地域性の強いものです。

 モダンデザインは時代の要請に従い、その古典主義建築を超える普遍的な建築様式を求めていました。

 その思想に最もよく答えたのが「インターナショナルスタイル(国際様式)」と呼ばれる建築様式です。

 1920年代のヨーロッパで流行し、1932年の「モダン・アーキテクチャー展」(ニューヨーク近代美術館)以後南北アメリカやアフリカで盛んにインターナショナルスタイルの建築が試みられ、この様式は典型的なモダニズム建築としての地位を獲得しました。

 モダニズム建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエは、バウハウス最後の校長を勤め、その後ナチツドイツに追われて米国に渡り、シカゴIIT(イリノイ工科大学)の建築学部教授に招かれました。

 ミースは、IITのクラウンホールやレイクショアドライブアパート、ファンズワース邸を設計し、インターナショナルスタイルを開花させました。


自由主義社会にふさわしい様式

 インターナショナルスタイル(国際様式)はそれまでの権威主義的な時代様式を一切排除して、鉄とガラスとコンクリートという工業化社会が生み出した最先端の素材を巧みに取り入れ、自由主義社会にふさわしい洗練された建築様式として確立しました。

 今日でも世界中でインターナショナルスタイルの高層ビルを目にすることができます。

 工業化社会の要請により生まれたモダンデザインを体現したデザイン様式だといっていいでしょう。

 そういう意味では、現代の工業デザインとインターナショナルスタイルは双子の兄弟のような関係にあり、お互いを刺激しあって成熟してきました。

 インターナショナルスタイルの特徴は、下の三つです。

 「開放感のある内部空間」
 「無彩色で鉄とガラスでできた外壁」
 「水平と垂直だけで構成された外観」

 現代の我々は、この様式を見慣れているため、このような外観を持った製品にも、好感を持って接することができます。

 例えば、アップル社の製品は、「透明素材と鏡面ステンレス」「直線・平面・直角・円・球」「無彩色」「ネジが見えない」等の特徴があり、ほぼインターナショナルスタイルを踏襲しています。

 アップル社の製品は、革新的な技術や使いやすさとともに洗練されたインターナショナルスタイルのデザインを身にまとうことで、多くのユーザーの支持を集めています。



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