◆デザインも基本は事業計画書(その2)90:【デザイン相談室】第90発 前回のブログで、中小企業からの製品デザイン開発の依頼を請けた際には、基本的には事業計画書の内容を受注の判断基準にしているという話をしました。そして、次のような場合には、お断りするようにしているとお伝えしました。 【売上目標】初年度売上1000万円 【利益率】未定 【希望販売価格】500円 【ターゲット】日本人全員(誰でも使える) 【人件費】当分担当者の空いた時間。では、なぜこのような場合デザイン開発業務をお請けしないのかというと . . . 本文を読む
<桑沢グランプリの審査員をしました>>◆デザインも基本は事業計画書(その1)89:【デザイン相談室】第89発 大学院でのセミナーでは、中小企業のデザイン導入事例の話をしたのですが、セミナー後の質疑応答で、中小企業からの製品デザイン開発のコンサルタント業務を請ける際の判断基準を聞かれました。そのとき、判断基準はアイデアの良し悪しより事業計画書の内容だと答えました。BtoBの中小企業が活路を求めて、BtoCのアイデア商品を考える場合、ほとんど事業計画書がありません。それも仕方のないことだとは思います。しかしながら . . . 本文を読む
◆工業デザイナーの探し方(3) デザイン学校の紹介 70:【デザイン相談室】第70発 工業デザイナーを紹介してもらいたいなら、デザイン系の大学や専門学校の専任講師に直接に相談するという方法もあります。デザイン系の学校では非常勤講師が多く、そのほとんどは現役のデザイナーです。専任講師は時間割を組むために非常勤講師の性格や得意分野を把握しています。そして . . . 本文を読む
◆工業デザイナーの探し方(2) 行政の紹介 69:【デザイン相談室】第69発 行政はデザイナーとのマッチングを行っています。東京都の場合、財団法人東京都中小企業振興公社がホームページで「東京デザイナー情報」として200社以上のデザイナーやデザイン事務所を紹介しています。地方においても各県の工業試験場や工業技術センターでデザイナーとのマッチングを行っています。たとえば . . . 本文を読む
◆工業デザイナーの探し方(1) 口コミ 68:【デザイン相談室】第68発 フリーランスの工業デザイナーは縁の下の力持ちで情報発信をほとんど行わない上に、日本に6000人くらいしかいません。そして、そのほとんどが東京名古屋大阪に集中して、地方にはほとんどいません。探すのはなかなか難しいようです。中小企業の方が付き合えるフリーランスの工業デザイナーを探すには . . . 本文を読む
◆工業デザイナーはどこにいる?67:【デザイン相談室】第67発 多分、一般の方は工業デザイナーに関する情報をほとんど持っていないと思います。それには理由があります。フリーランスデザイナーの場合は、法律的にも営業的にも、自分がデザインしたものを発表しにくい、現実的で切実な理由があります。それは、 . . . 本文を読む
◆フリーランスデザイナーの利点(その②)59:【デザイン相談室】第59発 フリーランスデザイナーの利点は大きく二つあります。それは、デザイナーの「見える化」能力によるリスク回避とデザイナーのノウハウの蓄積です。デザイナーのノウハウの蓄積という面から見ると、雇用が流動化し、企業にとっても従業員にとっても雇用対策が重要になってきている昨今 . . . 本文を読む
◆フリーランスデザイナーの利点(その①)58:【デザイン相談室】第58発 フリーランスデザイナーと付き合うことによって得られる具体的な利点は大きく二つあると考えています。それは、デザイナーの「見える化」能力によるリスク回避とデザイナーのノウハウの蓄積です。今回は、デザイナーの「見える化」能力によるリスク回避についてご説明します。
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◆フリーランス工業デザイナーの人口56:【デザイン相談室】第56発 2000年の国勢調査では、デザイナーとして生計を立てている総就業者数は、16万1393人です。日本人の0.16%、700人に1人くらいの割合でデザイナーがいる計算になります。700人に1人が多いか少ないかは別にして、デザイナーの中でも工業デザイナーはもっと少数派です。工業デザイナーは、2万人ぐらいだといわれています。
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<写真:谷重樹さんとオリジナル商品>◆「常に勉強」(有)大里化工35:【デザイン相談室】インタビュー02 すみだ中小企業センターでの「デザイン導入セミナー」の準備で導入事例報告のため、中小企業にインタビューしてきました。本当に身近な中小企業のデザイン導入事例です。谷重樹さんはデザインの大切さを理解したので、美術展やデザイン系テレビ番組を見て、デザイン感覚を磨く努力をされているそうです。 . . . 本文を読む