木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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工業デザインは問題解決の手法

2012年03月21日 | 工業デザインとは(相談室)
<愛犬カイとベル>


◆工業デザインは問題解決の手法
79:【デザイン相談室】第79発


 こんにちは!
 中小企業のデザインコンサルタントの木全(キマタ)です。
 中小企業の方々に向けて工業デザインのエッセンスについて、毎週更新してお知らせしています。

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 designsoudan★goo.jp(★を@に)

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工業デザインは問題解決の手法

 工業デザインは、商品のデザインをすることを目的に、戦後アメリカから日本に導入された比較的新しい職種です。そして、現在では工業デザインは商品の外観をデザインするだけではなく、商品開発全般に係る問題解決の手法になってきています。

 というのも、商品デザインとは「ユーザーが直接手にする商品の外観形状や使い勝手を考える」ことであり、商品はメーカーとユーザーの一番大きな接点だからです。

 つまり、工業デザインとはメーカーの技術・思想と、ユーザーの利便性・満足感を両立させることなのです。

 しかし、そこには常に何らかの問題が発生します。

 メーカーは作ることに専念して、性能さえ良ければ売れると考えたり、コストを重視しすぎて安っぽい仕上がりでも気にしない、ということが起きがちです。

 ユーザーも、少しでも商品に不具合があると、それがユーザーの使い方に起因していても、商品だけでなくメーカーまで嫌いになる、ということもよくあります。

 それは、双方にとって不幸なことです。

 そのようなことが起きる前に、メーカーとユーザーの両者の立場を視野に入れ(最近は環境も含まれます)、それぞれの問題点を見つけ出し、両者の最適な接点を見つけ、商品の持つイメージや使い勝手を通して、メーカーとユーザーの双方の問題を解決するのが工業デザインの役割です。




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