木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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求めるのは最適解

2012年03月27日 | 工業デザインとは(相談室)
<愛犬カイとベル>


◆求めるのは最適解
80:【デザイン相談室】第80発


 こんにちは!
 中小企業のデザインコンサルタントの木全(キマタ)です。
 中小企業の方々に向けて工業デザインのエッセンスについて、毎週更新してお知らせしています。

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求めるのは最適解

 前回お知らせしたとおり、メーカーとユーザーの間の問題を解決することが工業デザインの目的ですが、数学と違い、絶対的な正解はありません。

 もし正解がたった一つならば、自動車や携帯電話にこんなに多くの種類は必要ありませんし、メーカーも多すぎるでしょう。

 商品を取り巻く状況は千差万別です。メーカーの技術力や資本力、ターゲットユーザー、納期、数量、販売経路、メインテナンス体制、地域性など、すべての商品には、その商品だけの問題点があり、その問題も、考え方によって大きく変わってきます。

 限られた資源と期間の中で、もっともふさわしい解決策を得るには、思いつく限り多くの解決策を検討して、それらをすばやく比較検討して「最適」な「解決策」を探るしかありません。

 商品開発における問題の解決は、その場その時々の状況の中での「最適解」を求めることです。

 それは、技術開発の現場では当たり前のことですが、デザイン決定の際には、意外と見過ごされがちです。担当者や上司の好みでデザインが決められていることも多いようです。

 担当者の意気込みも商品開発の大切な要素ですが、同様に市場やユーザーの意見も大切です。「最適解」とは、メーカーも流通もユーザーもすべての関係者が納得できる解決なのです。




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